森 康浩[Mori Yasuhiro]
株式会社セガ 第三AM研究開発部所属[元プロモデラー(ゾディ・アック級)]
「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム」よりバーチャロン・シリーズの製作に参加し、ゲーム本編製作のかたわらハイエンドCGのモデリングを担当。
バーチャロン・プラモデル開発においては執拗な監修を行い「ツッコミのヤス」として開発担当を泣かせる。
ラインナップ第一弾に『HBV-502-H8 ライデン(通称OT・ライデン)』が来る!
というのは個人的に実に象徴的な出来事なのです。
原型師からバーチャロンの続編を作るにあたりセガAM3研に転職、そして担当はテムジンと並ぶ主役級キャラのライデン!
いきなりの大役に恐れおののきながら、死力を尽くしてゲーム用のモデリング&モーションを作り上げました。
そしてパブリシティ用のハイエンドCGモデルの製作において、CGを”模型(立体物)”として表現できる手法を死ぬほど考え抜いた末、確立出来たのもまたOT・ライデンでした。
(この辺の件は”テムジン 747J モデリングサポートCG集 「Detail -TEMJIN747 J-」”に詳しく書いてあります。持ってない人は復刊を希望してみよう♪)
そんな自分にとってエポックな位置にいるOT・ライデンが、この世に生まれ10年経った後にこうしてプラモデル化されるとは…
しかも出来上がってきた原型は、完璧なまでに自分がCGでモデリングしたそのまんま。
自分が作って無いのにサーフェイサー色 の原型が目の前にある、というのは感動を通り越して少々不気味ですらあります(笑)
この秘密はおいおい明らかになると思いますが、そうなると出来るだけの事はしてあげたい!
と思うのが人情ってもんです。
こっちもモデラーあがりですので、「ここ、軸位置を0.5ミリずらせばもっと曲がるんじゃない?」
「エッジがダレてるから、できるだけシャープに!…いや、エッジ出したあと600番のペーパーで2舐めした位に!!」
等々、プラモデルとしての完成度を上げるべく、コトブキヤさんからすれば迷惑なほど詳細&しつこい監修が行われています。
挙句の果てには8月3日に行われたワンダーフェスティバ ルの原型展示では自ら肩部レーザーを換装する実演まで行う事になってしまいました(笑)
それでは、その時の様子を連続写真でお楽しみ下さい!
もうなんだか良く分かりませんが、こちらもテンション上がってます!
皆さんも是非ついてきて下さいね!!