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開発秘話 Archive

「1/100 SAV-07 ベルグドル(Ver.1P)メーカー出荷日発表」

今回はコトブキヤ・野内より、お待たせしました「1/100 SAV-07 ベルグドル(Ver.1P)」メーカー出荷日発表です。

いよいよパッケージが届きました。
セガ・森氏作のパッケージ・アートですが今回は横版です。
やはりベルグドルはミサイル展開は必須!でしたので最も映えるレイアウトになりました。
何か紅い文字が見えますがそちらについては後ほど。
そして…大きいです。OT・ライデンと同じ天面サイズになってしまいました。

さて、開封。中敷で分かれています。この片方がOMG・テムジンの箱と同じ。要するにOMG・テムジンの2倍の箱容積です。

ランナー枚数は前に話させていただきましたので、まずはインストから!

今回もDr.ワタリによるストーリー&設定テキストが目玉です。

そしてパッケージでも告知されている初回特典冊子。

亀の甲羅・・・でなくてベルグドルの頭部が表紙です。

むむ!

むむむむ

この3機は一体・・・!!
ベルグドルの秘密がいま明かされる!!

そして

セガ・森氏によってレイアウトされたパッケージアートも掲載。買い損ねてしまった貴方も安心です。

・・・詳しくは皆さんでお買い上げの上、お楽しみ下さい!

最後にお待ちかねの発売日ですが、「1/100 SAV-07 ベルグドル(Ver.1P)」のメーカー出荷日は4月22日(金)となりますので、土日をはさんで早いところでは25日月曜日には店頭に並んでいる予定です。(地域によって差がございます)

バーチャロン・ファンのみならずミサイル大好き人間待望のベルグドルを是非手に入れてください!

森/特典冊子…ワタリさんもオレも頑張ったよ…!!

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ベルグドルについて、今回は原型・桑村にいろいろ語っていただきます!

さて、今回のお題はベルグドル。
光出力された部品を受け取った時の感想は主に2つ。
まず最初は開発担当者と同じく、でか!!でした。
事前に予想していたとはいえ、実際目の当たりにすると複雑な気分です。
大きさゆえの制約や条件が頭の中で回り始めました。

その時点で、関節の構造は複雑な事を避け、単純かつ頑丈、
出来るだけ少ない可動箇所(代わりに大きいのを入れる)で
豪快に可動させなければならない。
この方針が決まっていました。

加えてOT・ライデンでの反省も踏まえた上で、
可動軸を一箇所に絞った代わりに、
それを最大限可動させる為の引き出し構造
」など、
以前にこちらで紹介されたアイディアがまとめられていった訳です。
もう一つはプロポーションの変化でしょうか。
プラキット開発の為に提供して頂いているハイエンドCGはいつも
最新版と聞いていたのですが、今回はそれが特に顕著な感じでした。

以下は私見なのですが、
ゲーム版では中量級然とした細身の機体に巨大な頭とミサイルコンテナ。
ワンマンレスキューでは全体的にがっしりして、より重量級よりな姿に。
前者は転倒しやすいという特徴をデザインでも表現していて、
後者は量産型・火力支援機というイメージを強く押し出していたように覚えています。

今回の最新版ではこの二つの中間辺りを狙ったようにも思えます。
人型ロボットとして素直に格好良い!と思う一方、
こんなに格好良くてベルグドルとして認められるのだろうかと
若干不安に駆られたのも事実ではありましたが。

諸々完了してみれば、ゲーム版のプロポーションでは
今と同様の関節を仕込めたか正直自信がありません。
また、ワンマンレスキュー版では各ブロックが大きすぎて、
よしんば今ほどの可動範囲は取れたとしても
プロポーションの「人型から外している傾向」が今より大きいので
動かしたときに不自然に見えてしまうかもしれません。
というか総重量が増えて腰から下の関節が益々危険な気がします。
そういう意味では落とし所として最適だったのだな、と今では思っています。
ところでベルグドルにはもう一点、重要な要素があります。


「ミサイル」

実は光出力を受け取った時点では、ミサイル箱は
「格納時のセット」と「展開時のセット」の二種類となっていました。
これをそのまま原型に仕上げたのでは、当然ミサイルは
箱そのものを取り替える仕様になってしまいます。
ここもOT・ライデンからの反省点で、差し替えパーツを
最小限にしようということになりました。

製作方法としては結局、
「展開時のセット」を更に解体再構成して現在の組み替え仕様として作っています。
組み替えやすさや各部の強度確保、形状再現の見極めどころで苦心しましたが、
その甲斐あってフレーム構造やランチャー基部のメカディティールなど
見応えのあるものに仕上がったと思っています。

原型の担当として語れる思い出話としては、
差し当たってこんなところでしょうか?
それでは皆様、今月発売のSAV-07 ベルグドル宜しくお願いたします。

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「ベルグドルについて、今回も開発担当が色々語ります!」

今回はコトブキヤ・開発担当柚木が開発者視点からのベルグドルについて聞いてみました!

Q1:原型を受け取ったときに思ったこと(開発者として・個人的に)

A:でか!!

Q2:製造分割(パーツ分割)時、特に気をつけた点は?

A:ベルグドルに限っての事ではないですが、見栄えと強度のバランスを見つつ、できるだけ組み立て易いものになるよう分割しています。あとはミサイル展開したときのパーツ保持力ですね。ポーズ付けしてる最中にバラバラになったりしないよう、パーツ構成に気を遣いました。

Q3:製造分割時、大変だった点は?

A:実は今回、一度パーツ分割をやり直してるのです。テストショット画像を見て気づいた方もいるかもしれませんが、OMGの共通仕様だった黒部分のパーツをなくしています。これはコスト面でやむを得ず省略したという理由もあるのですが、以前個人的にOMGテムジンのキットを製作したときに、黒部分ははめ殺しになる為、結局マスキングするしかなく、それではあえてなくしたほうがパーツ数も減り、パーツ構成も簡単になって組みやすくなって良いのではないかと考えやってみました。もともと黒部分の面積が少ないベルグドルだから何とかなったというところもあります。

Q4:製造分割的な見所を教えて!

A:ミサイルの弾頭部分ですが、通常成形色のものに加えて、レンズ部分が透明にできるようクリアー成形したものを入れています。弾頭内部にセンサーが造形されていたので、これが隠れてしまうのはもったいないと思って企画担当にも内緒でつけちゃいました(笑)。塗装する必要はありますが、演出力アップ間違いなしと思うので、ぜひご活用いただきたいです。

Q5:テストショット修正中に気をつけた点、大変だった点は?

A:関節の強度ですね。実はまだ調整中なのですが、サイズ自体大きく、でかいミサイルもつく機体なので、ポーズがしっかり保持できるようにしています。

Q6:これから商品を手にする皆さんに何か一言!

A:やはりミサイル展開したときのボリューム感は圧巻の一言ですので、最後まで組み立てて再現してやってください!あと展示場所の確保もしておいて下さい!!

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「SAV-07 ベルグドル テストショット 成形編その3(頭部編)&ワンフェス2011[冬]告知」

今回は企画・野内よりベルグドルの頭部についてです。

そろそろちゃんとした成形色をお見せしたい所ですが、現在工場は旧正月。
開発・青木も日本に帰ってきております。2月下旬の休み明けにご期待下さい。


さて、今回は頭部です。頭部だけ外すと亀の甲羅の様ですね。


下から。なんとベルグドルの頭部は首軸と顔軸の2重構造になっているのです!


顔部は・・・まっすぐ。


左向いて♪


右向いて♪

と、独立可動が可能です!これはなんとしても入れたかったギミックでした。

森/上下動は首軸の方でまかなうんだけど、意外とそれなりに可動範囲は広い!
あと頭部裏面のディティール(画像二枚目)はハイエンドCGモデルではどうせ見えないから…とツルツルなんだけど、今回、監修時にその場で原型にパターンを描き込んだ最新設定だ!…地味なとこだけど(笑)

さて、いよいよ今週末に迫ったワンダーフェスティバル2011[冬]ですが、コトブキヤブースブース番号6ホールの05)にてベルグドルの展示を行う予定です。

明後日は是非コトブキヤブースまでご来場お待ちしております!

ワンダーフェスティバル2011[冬]公式サイトこちら。

コトブキヤ・ワンダーフェスティバル特設サイトはこちら。

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「SAV-07 ベルグドル テストショット 成形編その2(脚部)」

コトブキヤ企画担当 野内です。

今回はベルグドルの脚部についてです。

ベルグドルと言えば、ゲーム中ではミサイル発射のモーション等で
腰を落とし踏ん張ったポーズが印象的ではないかと思います。

写真の通りベルグドルの脚部は引き出し関節が入っています。
完全に伸ばしきるとこの通り。(写真上方)
では早速その効果を比べてみましょう。

引き出していない状態です。元デザインから考えると、
このままでも意外と膝を曲げられているような気もしますが…

関節を引き出した状態だとこのとおり。膝が90度曲がり足首でも前後左右に可動範囲が拡大し、しっかり接地します。

このようにがっちりと体を支えるポージングになります。太腿も、上部と下部の接続部に
横ロール軸が入っていますので大きく脚を開くことも可能です。その気になればフェイ・イェンknばりの「女の子座り」も出来ちゃいます!って…必要ないですね、スイマセン(汗)

踏ん張ったポーズだと、太もも上部にぎっしり入ったディティールが良く見えます。
普通のプラモデルでは省略しがちな部位ですが手抜かりは有りません!

以上、脚部についてでした。「SAV-07 ベルグドル」は引き続きご予約受付中です!

森/実はこの後、片膝をついて「しゃがみミサイル」のポーズもとれる事も判明!
自分で案を出しといて自分で驚いてりゃ世話ないけど、
こういう事があるからプラモって面白い!!

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「SAV-07 ベルグドル テストショット 成形編」

コトブキヤ企画担当 野内です。

一月も中旬ですがあけましておめでとうございます。
今回はSAV-07 ベルグドルのT1テストショットがついにあがってきましたので公開させていただきます。

(成形色監修中ですので一部モノクロに色補正をしています。)

今回は凄い枚数になっています。19枚と第一弾のOT・ライデン並です。
こうやって実際にプラモデル状態のをみるとぐっと盛り上がりますね!
テストショットということで成形色に関してはこれからです。

一部を軽く組んで見ました。

皆様の心配ポイントと予想される肩関節の保持ですが、OT・ライデンの際、レーザー部やバズーカの重みに負けて肩が下がってしまう事があったのですが、ベルグドルではセガ・森様の発案で脇の下の関節部にストッパー(赤く囲っている所です)となる造形を付けさせていただきました。確かに肩が下がって嬉しい状況は無いので、なるほど的確なご提案です。

一番上まで上げた状態。かっこいいいかり肩。
頭部側面と肩とミサイルポッドの接続部の隙間が同一ラインを描き、
塊り感が強調されます。

ストッパーありで一番下まで下げた状態。肩の上底が胸の上底と同じ高さになります。
ゲーム中のミサイル発射時はこのぐらいまで下がる感じでしょうか。

ストッパーを削って一番下に下げた状態。ガッカリな感じです…。

「YOU LOSE」のモーションを再現したい方はストッパーを削っていただければ再現可能かもしれません笑。
今回は軽くジャブ程度のご紹介ですが、他にも今までの商品からのフィードバックを受けて工夫されているところがたくさんありますので、今後更新頻度を高めて当ブログでレポートしていきたいと思います。お楽しみに!

/ホントに色々工夫されてるからね、そういうところも味わってもらえる面白いキットになってると思うよ!お楽しみに!!

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「SAV-07 ベルグドル(Ver.1P)」の塗装完成品を全日本模型ホビーショーにて発表させていただきました。

壽屋 電脳戦機バーチャロン企画担当の野内です。

10月14日~17日の全日本模型ホビーショーにて「SAV-07 ベルグドル(Ver.1P)」の塗装完成品を発表させていただきました。

今回は広くスペースを取り、壽屋として大きく取上げさせていただきました。
ご覧になって頂いた方からもご意見を頂きましたが、コトブキヤ 電脳戦機バーチャロンシリーズでも最大級の大きさになりました。

見よこの勇姿!大迫力のミサイルです。
キャスト完成品の為、ミサイル&肩部の重量で肩が下がってしまいがちでしたが、プラでは保持できるよう調整する予定です。

このように来春に向けて開発作業を進めております。
来年頭にはご予約を開始したいと考えておりますのでシリーズ展開の為に皆様の応援、宜しくお願いします!

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