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2009-09

「10/80は好きですか?」

コトブキヤ バーチャロンプラモデルシリーズ第7弾は、
「電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム」より「MBV-04-10/80sp テン・エイ ティスペシャル」です!

今回は業務多忙のDr.ワタリに変わり、セガの森氏よりメッセージをいただいております!

旧式改良強化要努力機体…こんな身も蓋もない肩書き(?)を持つテン・エイ ティスペシャル(以後10/80と表記)ですが、皆様、10/80はお好きですか?もちろん私は大好きです。
ちっちゃくて可愛いランチャーも、ケレン味の無いデザインも、地味なカラーリングも、バーティカルターンも空中ダッシュも出来ない不自由な機動性能も、いじらしくてたまりません。

既に発売されているOMG・テムジンの開発スタート時、10/80の事も話題にはのぼったのですが、両者を並べて見ると分かる通り意外と共用できる部分は多くありません。第一、私ですら360版オラタンの事を知らなかった時期ですから、10/80を出して勝負になるのか?というところに全く確信が持てませんでした。そんな訳で10/80の件は一旦保留しOMG・テムジンに特化した形でプラモデル開発は進行していきました。
しかし、その後OMG・テムジンの原型監修時、「これと10/80を並べたいなぁ…」という私の呟きをきっかけに、じゃあいっちょやってみますか、と10/80の商品仕様の検討が始まることになるのですが、その時点でもまだ360版オラタンの事は公になっておらず、検討してもどうなるかは分からないといった状況には変わりはありませんでした。
そして時は少しだけ流れ、360版オラタンが予想以上の好評をいただくに至り、OMG・テムジンのバリエーションキットとしては10/80をキット化するという決断をすることとなりました。通常の商品展開のセオリーでは、OMG・テムジンのバリエーションキットとしては成型色変えで赤い2P仕様を出すところなのですが、冒頭でも述べたように10/80とは外装部分で共用できる所はほとんどありません。「それはバリエーションキットって言わないんじゃ…?」と言う声も聞こえてきそうですが、そのあたり、どのような商品仕様になるのかは今後、当ブログでも取り上げていきますので、お楽しみにしていただければと思います。

旧式改良強化要努力機体…小粒ながら使い勝手の良い武装、キビキビ動くレスポンスの良さ、振りが早くリーチの長い近接攻撃、パイロットの腕次第では第二世代VRに一泡吹かせることもできるテン・エイティ スペシャル。
皆様、10/80はお好きですか?もちろん私は大好きです!!

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「1/100 TRV-06k-H バイパーII(Ver.1P)メーカー出荷日発表」

今回はコトブキヤ・野内より、お待たせしました「1/100 TRV-06k-H バイパーII(Ver.1P)」メーカー出荷日発表です。

ついにバイパーIIのパッケージ・サンプルがやってきました。

以前にご紹介した通り、森康浩氏の描き下ろしハイエンドCGが目印です。
森氏のOMG・テムジンのパッケージ・アートを意識した構図を踏まえて見ると、「三択」というワードが頭を過(よ)ぎります。
否応無く対戦を思い出させられる緊張感溢れる構図です。

左側面。こちらは撮り下ろしの完成品見本写真と未塗装の組み立て見本写真。リバースコンバートの様をご確認下さい。

右側面は機体紹介とゲーム紹介になります。

小口1,2は天面とは別レンダリングのハイエンドCGです。模型店の棚でお客様が最初に見る面でしょう。
通常のプラモデルは天面のパッケージ・アートを流用するのが常ですが、バーチャロン・シリーズに関してはこちらも描き下ろしカットを頂いています。

今回も溢れんばかりのランナーが詰まっております。

内容物はこの様な感じで色分けされているのが分かると思います。

デカール。今回は白線のみデカールで張って頂く感じです。

そして開発青木一押しのビームブレード

最後に、「1/100 TRV-06k-H バイパーII(Ver.1P)」のメーカー出荷日は9月25日(金)になります!
早いところでは土曜日には入荷している店舗もあるかと思います。
10数年の時を経てついに1/100スケールでプラモデル化されたバイパーIIを是非手に入れてください!

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「バイパーIIについて、今回は開発担当が色々語ります!」

今回はコトブキヤ・開発担当青木に開発者視点からのバイパーIIについて聞いてみました!
OT・ライデンの頃は関節機構担当の[修行中のルーキー]でしたが、今では立派な開発陣の一員です。

Q1:今回、特に気をつけた点は?
A:前回のスペシネフに比べ、人型ロボットとしては比較的に標準的なフォルム(バイパーIIも尖った機体ではありますが)をしていたので、原型を受け取った時点では特に心配する点はありませんでしたが、いざ分割作業に入ると部品の縁が薄く、分割出来ない箇所が多々有りました。
バイパーIIのイメージを崩さないように足首のクリアパーツを一回り小さくする、所々で部品の大きさを変えるなど、プラモデルとしての調整をしながら分割作業を行いました。

Q2:製造分割(パーツ分割)の見所を教えて下さい。
A:各部の装甲からのぞくグレーの部分や黒い部分といったアクセント的な箇所は全体の見栄えに関わってくるので、企画側の要望と開発側の部品数削減のすり合わせを行い可能な限り再現しました。
     
Q3:テストショット修正中に気をつけた点は?
A:肘関節やウイングのヒンジ部分の小さいパーツ部品に対して、武器(ブレード装着状態)やウイング本体など大きめなパーツを保持しなければいけないので、へたれないように関節の渋みに気を配りました。

Q4:テストショット修正中に手こずった点、大変だった点は?
A:クリアパーツの勘合(かんごう・パーツの合い)に手こずりました。中でもヒールの上の三角形のクリアパーツが薄さや、金型での抜き方向の関係で、うまく勘合が作れず何度も調整、修正を重ねましたが、結果的に接着推奨になってしまいました。クリアパーツの接続方法に関しては今後も改善策を考えていきたいと思います。

Q5:成型品について、開発者的見所を教えて下さい。
A:フレーム的な部品に外装を付けていく感覚で組立が出来るので、部品数の割りに組み立て易い点でしょうか。
このパーツ構成により前述したような外装から、一部フレーム部分が見える事でアクセントとなっているので、一石二鳥の効果が得られています。それと細かいところではありますが、平手がかなり綺麗に成形出来ているので、個人的に気に入っている点です(笑)

Q6:これから商品を手にする皆さんに何か一言!
A:第4弾となりましたバーチャロン・プラモデルシリーズですが、今回、シリーズ初のクリアー製のビームブレードが付属します。
勝利ポーズなど、ゲーム中のイメージを引き出す為のパーツとなっておりますので、手に入れていただいた際には、さまざまなポーズとらせ、立体物としてリバースコンバートしたバイパーIIを堪能していただきたいと思います。

弾を重ねていく毎にプラモデルの完成度が高まっていくのが分かりますね!(人の方も?)
発売日はもうすぐ確定いたしますので、皆様、今しばらくお待ち下さいませ!!

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「よろしくお願いいたします」

今回は新担当コトブキヤ野内の紹介編です!ちょっと緊張気味でしょうか…?

森/こんにちは!毎度おなじみセガの森でございます。

野/皆さんこんにちは、新担当のコトブキヤの野内です。

森/……

野/……

森/はい!皆さん気になってると思うんで、今回は野内君が(主にバーチャロン的な意味で)どんな人なのか、紹介編ってことで!

野/はい!よろしくお願いします。

森/で、野内君はどうなの?バーチャロンは?

野/とりあえず、九州漢祭りやエスポワール杯(※ユーザー主催のアーケード版オラタン大会)には以前から自費で参加してます。

森/え!?前に大会レポートが載ってたけど、あれって取材の為に行ったんじゃないんだ?

野/取材はついでに、っていうかせっかくだから、って感じですね(笑)。今年は先月開催されたのですが社の宣伝イベント続きで出れなくて残念でした。

森/いや、「(笑)」じゃないよキミ…。そうか~、行くか九州まで…。で、気を取り直して、実は野内君は今までもWEB担当者として、このブログの更新作業とかやっててくれたんだよね。

野/はい、自分の業務としてコトブキヤHP全体の管理もありますので、やらせていただいています。

森/え!?コトブキヤHPの更新とか全部やってんの?

野/いえいえ、基本的には運営管理だけで、実際に自分が更新作業をしてるのはここだけです。っていうか、ここは誰にも譲れませんよ!やりたいなら自分を倒してからやれってことで(笑)

森/いや、そこまで熱くならなくても…(笑)。でも、WEB担当が企画業務なんて出来るの?

野/はい、私の部署は経営企画ですので、WEBの業務だけでなく経営、企画、開発、営業、宣伝の業務を行っています。

森/それって会社の全業務じゃない?

野/全部ではないですが、ホビーの業界はそういう何でもやる番頭みたいな人結構居ますね。

森/なるほどねぇ…。話をバーチャロンに戻してオラタンに関しては九州まで行っちゃうくらいだとして、OMGに関してはどうなの?

野/OMG全盛期はまだ学生だったのでゲームはそれほど出来なかったんですが、その後の模型や外伝が盛り上がってた時期からは、かなり熱くなってましたね。そしてその後オラタンが出て、そこからはズッポリと…(笑)当然、OMG無くしてオラタン~マーズまでの展開は無いわけですから、OMGに対しては敬意にも近い思い入れがありますね。

森/そっか、じゃあ安心だね♪…で、あとは、これから担当として監修やらで色々やりとりさせてもらうわけだけど、模型に対する知識の共通認識をはかっておきたいから、モデラーとしてはどんな感じかも聞いておこうかね。

野/そうですねぇ、プラモデルは普通に全塗装して仕上げられるレベルですかね。スクラッチはできませんが、造型という意味では3DCGについては趣味と仕事でかなりやってました。その関係で、このシリーズでの立体出力に関する出力会社さんとの開発作業は自分が担当しています。

森/あ、そうなの?なんだ、ブログ以外にも色々協力してくれてたんだねぇ。3DCGについて明るいという点では、こちらも話がしやすくて助かるなぁ。

野/こちらこそ、当シリーズでは3DCGモデラーとして尊敬していた森さんと一緒に仕事ができるという事で、シリーズ始動前から大興奮でしたよ!

森/じゃあ、今後もよろしく頼むよ、ってことで。

野/はい、皆さんの期待を裏切らないようにしっかりやりたいと思っています。

森/あ、担当と言えばもう一人、赤星さんは?

野/赤星は主に事務的な業務のサポートということで、縁の下を支えてもらうことになります。そしてこれまでと同じく原型部門、開発部門の熱いバーチャロンファンのスタッフと共に、全員一丸となって当シリーズの開発を進めていこうと思っておりますので、今後ともよろしくお願いいたします。

森/なるほど、それは心強いね~♪んじゃ、そんな感じでこれからよろしく!

野/はい、よろしくお願いいたします!…ところで森さん、○○○の×××って、ハイエンドCGモデルではどうやってモデリングしたんですか?どうも発表されてる絵を見ても良く分からないんで、ず~っと気になってるんですが。

森/…そのネタは、その機体がプラモになる時まで取っとこうぜ。

野/そうですね、ブログネタは貴重ですしね。では、その機体も出せるよう気を引き締めてこれから頑張ります!

森/おう、がんばろう!!

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「バイパーIIテストショットについて」

今回はコトブキヤ・野内によるバイパーIIテストショットについてです!

8月ライデンII、9月バイパーIIと夏のバーチャロン・ライフをお過ごしの皆様も多いかと思います。
今回はバイパーIIテストショットについてお話させていただきます。

バイパーIIの美しいフォルムをそのままリバースコンバート!
今回もハイエンドCGデータよりダイレクトに原型を制作しましたので機体の再現度も非常に高いものになっています。

色分けについても可能な限りパーツ分割で色分け再現させていただきました。
OMG・テムジン同様「基本的にほぼ再現」といった感じです。
成型色についてもテストを繰り返し、素組みでもご満足の頂けるものになったと思います。
これまで通りデカールとマッ○ーで素組み簡単フィニッシュが可能です。

今回の大きな特徴としては接近戦用ビームブレードを付けました。
バイパーIIの接近戦兵装はビームブレードですので実体として形状がありません。
そこで今回はクリアパーツで接近戦用ビームブレードを再現させていただきました。
こちらについては初の試みですのでお客様のご意見ご感想を頂けたらと思います。

また、今月発売の各模型誌にも作例記事が掲載される予定ですので制作の参考になると思います。併せて是非!

最後に、ここで皆様にお知らせしなければならないことがあります。この度、根本がコトブキヤ バーチャロン・プラモデルシリーズ担当を外れることになりました。今後は企画担当を野内、赤星に引き継ぐ事となります。これまで通りセガ様の協力のもと企画・制作・発売を行っていきますので、今後ともコトブキヤ バーチャロン・プラモデルシリーズを何卒宜しくお願いします。

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「バイパーII パッケージアートについて」

今回はセガ森氏によるバイパーIIのパッケージアートのお話です!

いよいよ今月の発売のバイパーIIですが、発売日の告知は今しばらくお待ちいただきまして、今回はパッケージアートについてお話させていただこうと思います。

当シリーズのパッケージアート製作のコンセプトは以前、ライデンIIの時に語らせていただきましたが…なんかついこの前ライデンIIが出て、もう次が出るのかと思うとこのハイペースっぷりに軽く戦慄すら覚えますが、まぁそれはそれとしまして(笑)実は、バイパーIIは先に出たライデンIIより前に絵を作っていまして、実質、私が担当したパッケージアートとしてはスペシネフに次いで二つ目ということになるのです。なので、もしかしたら絵的な処理がスペシネフより一段進んだけどライデンIIまでは達してない、という発展途上な感じが出ちゃってるかもしれません。だとすると若干恥ずかしくもあるのですが、逆にそういうところも見てもらって人が(私が)進歩していくさまとかも楽しんでもらえる要素としていただければありがたい、と思うことで恥ずかしさを緩和させたいのですが皆様いかがでしょうか?もちろん今後も進歩できるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします!
というわけで、今回のバイパーIIは1P仕様となりますので、ポーズやアングルは1P側のコンセプト通り「分かりやすさ」を主眼に置いております。ちょっとワンパターンかなぁ、と我ながら思わないでも無いところにも気恥ずかしさを感じつつ、OMG・テムジンのパッケージアートと対になるように意識して製作してみました。

空中のバイパーIIVS地上のテムジンといった感じです。本当はジャンプ中ということで背部のバインダーを開きたかったんですが、そうすると盛大に画面からはみ出してしますので、まぁイメージ画像ということで見ていただければと。OMGはゲーム中、VRが「敵機に視線を向ける」という仕組みがありましたのでそれを再現してみました。
…視線の話が出たついでに、私がパッケージアートを作るにあたりもう一つ意識していることをお話しましょう。それは、「見る人に対して、安易に視線を合わさないようにする」、要するにVRが「こっちを見ない」ようにする、という事です。絵を作り慣れていない自分がパッケージアートを担当するに当たり、視線を合わすと割と手っ取り早くカッコよくなったりしっくり来る絵になってしまい、ポーズやアングルを突き詰める前に満足してしまうのでは?という懸念がありました。そこで安易な手に頼ることなくカッコいい絵を作れるように、このような縛りを自らに課す事にしたのです。という訳で、今回バイパーIIでは上記のような条件でパッケージアートを製作したのですがもちろん、何が何でも視線を外すという訳でありません。今こそ必要だ!と感じた時には、思いっきりお客様を睨みつけるような(見つめるような)絵も作ってみたいと思っています。
そのような絵の似合うVRはどれでしょう?皆さんも想像してみて下さいね!!

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「キャラホビ2009 C3xHOBBY バーチャロン・リポート」

今回は8月29日、30日に開催されたキャラホビ2009 C3xHOBBYのバーチャロン・リポートです。

 

今年も幕張メッセで開催されました。ホビー関係各社様が多数出展されております。
ワンフェスも幕張メッセに移動したこともあり、一気にホビーイベントのメッカづいてきた感があります。

今回は会場の中央がブース位置でした。メインステージ直近で非常に目立ちます。

そんな壽屋ブース真正面に今回初出しの塗装完成品状態のフェイ・イェン・ザ・ナイトと9月発売のバイパーIIが!
きっちりとした画像は弊社製品ページ、模型誌掲載ページをお待ち下さい。

撮影するお客様も間を切らさずおりました。
キャラホビは比較的女性比率の大きいイベントで女性の方から「フェイ・イェンだ~かわいいよねー」との声を聞いたり、親子連れの子供が展示を見るなり「バイパーIIっ!」と・・・お父さん、お母さんどんな英才教育していますか?と隠れ突っ込みを入れてしまう光景も・・・数組(汗)
確かに赤ちゃんを連れてゲーセンに来ていたバーチャロン・プレイヤーもいたなぁ。10年も経つとこのぐらいの子供だよねと感じ入る事しきりです。

それぞれの製品について順次取り上げていきますのでどうぞコトブキヤ バーチャロン・シリーズを宜しくお願いします!

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