- 2009-09-08 (火) 1:08
- OMG・バイパーII | メッセージ | 開発秘話
今回はセガ森氏によるバイパーIIのパッケージアートのお話です!
いよいよ今月の発売のバイパーIIですが、発売日の告知は今しばらくお待ちいただきまして、今回はパッケージアートについてお話させていただこうと思います。
当シリーズのパッケージアート製作のコンセプトは以前、ライデンIIの時に語らせていただきましたが…なんかついこの前ライデンIIが出て、もう次が出るのかと思うとこのハイペースっぷりに軽く戦慄すら覚えますが、まぁそれはそれとしまして(笑)実は、バイパーIIは先に出たライデンIIより前に絵を作っていまして、実質、私が担当したパッケージアートとしてはスペシネフに次いで二つ目ということになるのです。なので、もしかしたら絵的な処理がスペシネフより一段進んだけどライデンIIまでは達してない、という発展途上な感じが出ちゃってるかもしれません。だとすると若干恥ずかしくもあるのですが、逆にそういうところも見てもらって人が(私が)進歩していくさまとかも楽しんでもらえる要素としていただければありがたい、と思うことで恥ずかしさを緩和させたいのですが皆様いかがでしょうか?もちろん今後も進歩できるよう頑張りますので、応援よろしくお願いします!
というわけで、今回のバイパーIIは1P仕様となりますので、ポーズやアングルは1P側のコンセプト通り「分かりやすさ」を主眼に置いております。ちょっとワンパターンかなぁ、と我ながら思わないでも無いところにも気恥ずかしさを感じつつ、OMG・テムジンのパッケージアートと対になるように意識して製作してみました。
空中のバイパーIIVS地上のテムジンといった感じです。本当はジャンプ中ということで背部のバインダーを開きたかったんですが、そうすると盛大に画面からはみ出してしますので、まぁイメージ画像ということで見ていただければと。OMGはゲーム中、VRが「敵機に視線を向ける」という仕組みがありましたのでそれを再現してみました。
…視線の話が出たついでに、私がパッケージアートを作るにあたりもう一つ意識していることをお話しましょう。それは、「見る人に対して、安易に視線を合わさないようにする」、要するにVRが「こっちを見ない」ようにする、という事です。絵を作り慣れていない自分がパッケージアートを担当するに当たり、視線を合わすと割と手っ取り早くカッコよくなったりしっくり来る絵になってしまい、ポーズやアングルを突き詰める前に満足してしまうのでは?という懸念がありました。そこで安易な手に頼ることなくカッコいい絵を作れるように、このような縛りを自らに課す事にしたのです。という訳で、今回バイパーIIでは上記のような条件でパッケージアートを製作したのですがもちろん、何が何でも視線を外すという訳でありません。今こそ必要だ!と感じた時には、思いっきりお客様を睨みつけるような(見つめるような)絵も作ってみたいと思っています。
そのような絵の似合うVRはどれでしょう?皆さんも想像してみて下さいね!!
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