- 2009-09-18 (金) 15:14
- OMG・バイパーII | 開発秘話
今回はコトブキヤ・開発担当青木に開発者視点からのバイパーIIについて聞いてみました!
OT・ライデンの頃は関節機構担当の[修行中のルーキー]でしたが、今では立派な開発陣の一員です。
Q1:今回、特に気をつけた点は?
A:前回のスペシネフに比べ、人型ロボットとしては比較的に標準的なフォルム(バイパーIIも尖った機体ではありますが)をしていたので、原型を受け取った時点では特に心配する点はありませんでしたが、いざ分割作業に入ると部品の縁が薄く、分割出来ない箇所が多々有りました。
バイパーIIのイメージを崩さないように足首のクリアパーツを一回り小さくする、所々で部品の大きさを変えるなど、プラモデルとしての調整をしながら分割作業を行いました。
Q2:製造分割(パーツ分割)の見所を教えて下さい。
A:各部の装甲からのぞくグレーの部分や黒い部分といったアクセント的な箇所は全体の見栄えに関わってくるので、企画側の要望と開発側の部品数削減のすり合わせを行い可能な限り再現しました。
Q3:テストショット修正中に気をつけた点は?
A:肘関節やウイングのヒンジ部分の小さいパーツ部品に対して、武器(ブレード装着状態)やウイング本体など大きめなパーツを保持しなければいけないので、へたれないように関節の渋みに気を配りました。
Q4:テストショット修正中に手こずった点、大変だった点は?
A:クリアパーツの勘合(かんごう・パーツの合い)に手こずりました。中でもヒールの上の三角形のクリアパーツが薄さや、金型での抜き方向の関係で、うまく勘合が作れず何度も調整、修正を重ねましたが、結果的に接着推奨になってしまいました。クリアパーツの接続方法に関しては今後も改善策を考えていきたいと思います。
Q5:成型品について、開発者的見所を教えて下さい。
A:フレーム的な部品に外装を付けていく感覚で組立が出来るので、部品数の割りに組み立て易い点でしょうか。
このパーツ構成により前述したような外装から、一部フレーム部分が見える事でアクセントとなっているので、一石二鳥の効果が得られています。それと細かいところではありますが、平手がかなり綺麗に成形出来ているので、個人的に気に入っている点です(笑)
Q6:これから商品を手にする皆さんに何か一言!
A:第4弾となりましたバーチャロン・プラモデルシリーズですが、今回、シリーズ初のクリアー製のビームブレードが付属します。
勝利ポーズなど、ゲーム中のイメージを引き出す為のパーツとなっておりますので、手に入れていただいた際には、さまざまなポーズとらせ、立体物としてリバースコンバートしたバイパーIIを堪能していただきたいと思います。
弾を重ねていく毎にプラモデルの完成度が高まっていくのが分かりますね!(人の方も?)
発売日はもうすぐ確定いたしますので、皆様、今しばらくお待ち下さいませ!!
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