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「パーフェクト・バイパー!」

コトブキヤ 「電脳戦機バーチャロン」プラモデルシリーズ新規アイテム第4弾は、「電脳戦機バーチャロン」より「バイパーII(Ver.1P)」です!
発表にあたりVO(バーチャロン)プロデューサー Dr.ワタリからメッセージをいただいております。ご覧下さい!

早いもので、コトブキヤのバーチャロン・シリーズも第4弾。
お題はOMG、バイパーII!

順当?

意外?

みなさんの印象はいかがでしょうか。
私の方はといえば、こうしてオラタン→OMGと交互にリリースされていくVR群を眺めていると、不思議な記憶の揺りもどしが体験できて、なかなか懐かしいものがあります。
バイパー、とにかくよく跳ねる機体ですよね!
身も蓋もない言い方で恐縮ですが、しかしこの跳ねっぷり、いまでこそ「まあこういうもんだろう」な風に板についている印象がありますけど、開発当初はジャンプ力の加減について良い落としどころが見つからず、苦労したものです。
一時期など、あまりにハイパワーすぎて、いったんジャンプすると一気に成層圏!というのは大袈裟でも、本来のステージがモニターの片隅にマッチ箱一個ぐらいの大きさにしか見えない……そんな外道なときもありました。
もうこうなると、一旦大空に舞いあがってしまえば、それまでの激しい戦いからスカっとスピンアウトした気分で、心静かな一人の時間を楽しめてしまうわけです。
それはそれで悪い気分ではなかったんですが、上昇→下降→着地までに3分以上かかってしまうようでは、地上に待たせている対戦の相方にも申し訳ないというか、「そもそもこれ、対戦になってないよね……?」なパフォーマンスということで、泣く泣く(?)パワーダウンへの道をたどることになりました。
とはいえあの跳躍力、それ単体でみると決して悪いものではなかったです。たとえば下降中、地面でイライラしながら待っている対戦相手がバヒュバヒュ弾を射ちあげてくるのですが、その弾幕の中をかいくぐって降りていく感じはまさに「降下兵!」な雰囲気で、今どきだったらFPSのミッションネタに使えそうでした。
そして特筆すべきはバイパー同士の対戦の時!互いにジャンプしあって降下中と上昇中の機体が交錯する一瞬なんて、それこそ文字通り刺し違えの攻防で生死が決まってしまうわけで、あのみぞおちがキュッとなるような緊張感は捨てがたいものがありました。
でも結局、様々な個性の混在する対戦ゲームとしてまとめあげようとすると、そういう「バイパーだけが楽しめる世界」が残される余地というものは残念ながら存在せず、ちょっと気の毒ではあったんですが、まあそれでも本人(機)はいたって元気にピョンピョン跳ねてますから、これはこれでよしとしましょう!
とはいえ、あの当時のビュンビュン上昇下降を繰り返していたバイパーのイメージはやっぱり捨てがたい!なんとかその片鱗だけでも残してあげたい!そう思った私は、一計を案じました。

勘の良いみなさんですから既に察しがついていると思うのですが……

まさに気分はパーフェクト!! 

バイパーにとっての「パーフェクト!」って、大地の束縛を振りきって舞いあがる、あの一瞬なんだろうな……という、せめてもの親心のつもりでした。
もちろん制作側のそんな思惑など、当時、実際にプレイされた皆さんにとっては関係なく、このパーフェクト勝利モーションにしても各人各様、さまざまなイメージを投影されていたと思います。ただ今回のキット化の話を伺ったとき、そしてオラタン→OMGと交互にリリースされていく流れのなかで、ふと記憶の揺りもどしがありまして、自分でも忘れていたバイパーIIの面影が甦ってきました。
こういうのもなにかの縁なのではないかと思い、書き連ねてみましたが、いかがでしょう。
かつてOMGに親しみ、バイパーIIを愛してくれた皆さんがこのキットを手に取るとき、それぞれの思いがまたリアルに結像する瞬間があることを祈ってます!

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