成毛氏の「スペシネフ・ハイエンドCG開発秘話」に引き続いて、今回はスペシネフ塗装完成品について、為になる(?)お話です。
根/デェーヴィーール!…あ、すいません、まちがえました。森さん、今回はスペシネフの完成品について語りましょう。
森/はいはい、スペシネフ完成品ね。この前の「バーチャロン監修レポートinセガ」のマジメ版ってやつね?
根/監修レポは雰囲気をお伝えできれば、ってことで、今回は監修や打ち合わせの時に出た話を思い出しながら、皆さんが製品購入後に参考になるような話も織り込んでいきたいなと。
森/お、今回はマジメじゃん!
根/僕はいつもマジメですよ!では、さっそく。各色について取り上げてみましょー!まず、爪のグレーですが、これってシルバーなんですか?CGを見るとラメってるようにも見えるんですが。
森/うん、この手の色は難しいんだよね。「CGなりのメタリック」って模型にすると色んな表現ができちゃうし。
根/今回の完成品では、ライトグレーの上からパールを上掛けしてますが、こんな感じでどうでしょう…?
森/良いんじゃない?たしかに微妙なラメ感が出ていい感じになってるよね。
根/次はグリーン(黄緑)についてです。この色はいわゆる「差し色」ってやつですね。「鮮やさ」に気をつけてくれ、って言われましたね。
森/そうだったね。このグリーンは「テムジンの黄色」なんかと同じ、機体全体の配色が単調にならないうようにする要素があるわけだね。先の話だけど、塗装派の方はあまり色を混ぜない綺麗な色で塗ってほしいな。
根/そうですね、って発売はまだ先なので、発売前後でまたおさらいしましょー!で、つぎはこのブルーグリーンですが、こっちは逆に目立たせるとヘンになると。
森/さっきのグリーンと同じような「差し色」にしてしまうと、全体的に干渉してしまって、機体全体として安定感を欠いてしまうんだよね。このブルーグリーンは本体のダークブルーなんかと同じ「濃い色」グループとして色をつくるといいね。
根/はい。たしかここは監修でも修正が入って塗り直しましたよね。
森/コトブキヤのスタッフさんにはお手数かけて申し訳ないけど、基本的に塗装される方はこれが見本になるからねー。
根/大丈夫です!僕も妥協する気はないですから!
森/おお、頼もしいねぇ!細かいこだわりはキリがないけど、時間が許す限りはギリギリまで攻めたいしな!!
根/はい!あ、でも、できるだけやさしくお願いします…。で、今回、特徴的な3色を取り上げてみましたが、森さん的にはあと何かあります?
森/このブログのスペシネフ記事を読み返してももらうと分けるけど、スペシネフって「悪魔」「死神」ってキーワードがよくでてくるよね。でも、今回発売のDNAカラーはメインカラーが「ダークブルー」+「白」+「黄緑」っていうかなりポップなデザインっていう、そういうミスマッチ感とかバランス感覚とかを楽しんでもらえるといいかな~、と。
根/ああ、そういったお話はされたような気が…。あまり覚えてません…
森/こらっ!!(アイフリーサーでツッコミ)
根/いててて…。ていうか、大事な完成品なんだからツッコミに使わないでくださいよ!
森/じゃ、ツッコミ専用アイフリーサー(モード・サイズ)を作っておくように!
根/あ、なるほど!次回の監修までに用意しとき…って、そんなの渡したら、僕の頭、毎回血まみれじゃないですか~(泣)
ということで、スペシネフの完成品についてでした。根本も文字通り血のにじむような思いでやってますので、
6月発売「1/100スペシネフ(DNASIDE)」よろしくおねがいしま~す!
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