前編は、まるでハセガワさんの広報サイトのようでしたが、ここはコトブキヤ『電脳戦機バーチャロン』プラモデルシリーズの公式サイトです(笑)
…前編からの続き
森/じゃあ次に、ハセガワさんではハイエンドCGを元に、どんな手法でプラモデルを開発してるかも教えてもらえるかな?
澤/はい、先ほども言ったようにフォース/マーズはハイエンドCGが無いものが多いので、まずハイエンドCGの制作をセガさんに依頼するところから開発が始まります。 そしてハイエンドCGの6面図をもとに、2Dの設計図面を作成。パーツ分割や可動ギミックも2Dで設計しています。 そして必要な部分に関しては木型を製作します。 最近は木型の代わりに3D-CADを使こともあります。 マイザーは全ての部品で3D-CAD図面を作っています。
森/そうなんだよね、基本が2D図面なんだよね。 渡した3Dデータは形状把握用に使っているという。
澤/はい、ハイエンドCGを実機に見たてて、スケールモデルと同様の作り方ですね。
根/はぁ~、なるほど。 コトブキヤの場合はこのサイトで紹介しているように、まず原型ありきで「作って検討」、ある意味力押しみたいなところもありますけど、ハセガワさんは2D図面で、理詰めでやられているところがすごいですね! あと、3次曲面上の過剰なディティールを非常に高い精度で再現しているのはさすが『世界のハセガワ』って感じですよね!!
澤/ありがとうございます。 コトブキヤさんも色分け分割など独自の技術を持っていますし、精度もどんどん上がっていますので、弊社も負けないようにいっそう精進しなければなりませんね。
森/おお、なんかライバルっぽくていいな! それにしてもハセガワさんはスケールモデル、コトブキヤさんはガレージキットという背景が開発手法にそのまま現れてて面白いよねぇ。 でも手法は全く違うけど、最終的には両社とも1/100っていう同スケールで、ハイエンドCGモデルに極めて近いプラモデルが出来上がってくるから、別々の会社が出していても素直に横に並べられちゃうクオリティになるのが良いよね。
根/これは、いちファンとして単純に燃えちゃいますね! それにバーチャロイドの世代間の差、みたいなことも立体として手にとって感じられるのもいいですよね!! …でもそうすると、第1世代OMG・テムジンがコトブキヤで、第3世代747系テムジンがハセガワさんで…。 じゃあ第2世代707系テムジンは…?
澤/ふふふ…。
根/な、何ですか! その不敵な笑いは!?
澤/別に、ただ笑ってみただけですよ。 …ふふふ。
根/も、森さん~! まさか僕に内緒でハセガワさんと何か…(泣)
森/ふふふ…。
根/ええ~!、そ、そうなんですか!? ひどいですよ~~~!!(号泣)
森/ごめん、冗談(笑) 澤田君の意地悪に乗ってみただけ。
澤/すいません、冗談です。 それにしても根本さんはいじりがいがありますね。
根/うう~、そういう冗談は本当にやめて下さいよ~。
森/まぁ、そういう話はちゃんと三者で話し合うことになってるわけだし、707系テムジンについてはまた別の機会で話すとして、その為にも両社ともシリーズが順調に続く必要があるわけだが…。
澤/はい、これからもハセガワらしい、良い商品を開発していきたいと思います。
根/ウチもガンガンいきますよー!!
森/ホントに両極端だな。 それもまたバーチャロンっぽいか(笑) …んじゃ、そんな感じで~
澤・森・根/皆さん! 『電脳戦機バーチャロン』プラモデル・シリーズ! 応援よろしくお願いします!!
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