スペシネフを買って帰宅した森氏の前に立ち塞がるのは…?
森/…ただいま~(コソコソ)
嫁/その袋に入ってるのが゛ロマン゛って奴だね?
森/…いやー、ほら、皆さんに買ってもらいたいなら、まず自分から行動しないと…
嫁/……
森/(やはり相談無しはまずかっただろうか…)
嫁/な~んてね、ウソ嘘♪はい、おかえり~。スペと一緒にお風呂入っといで(笑)
~~~例によってパーツ洗浄~~~
森/ふう、どうやら怒ってないみたいだな。良かった…本当に良かった…(←ビビりすぎ)
それはさておきパーツ洗浄ね。クリアーパーツは材質的に粘りが無くてもろいし、細かいし、一か所でしかランナーに繋がって無いパーツが多いから、特に優しく丁寧にね!
~~~まずは下準備を~~~
森/今までは黒とメカ色(関節部等のグレー)ぐらいしか塗るとこ無かったけど、スペシネフは色分け分割されてない所もあるから、今回はちょっと塗ってみようかね。
森/まずは塗料の用意ね。説明書にも調色ガイドが載ってるけど、部分塗装の場合は成型色に色を合わせる必要があるから、そっち優先で自作しちゃおう。基本的に、白、黒、赤、青、黄色があればどんな色でも作れるしな。あ、あとシルバーも必要だな。これらを混ぜてスペシネフに必要な色を作るわけだが…ここでワンポイントアドバイス!色を混ぜる場合、薄い色に濃い色を少しづつ混ぜていくのが定石ですが、色によっては順番を前後させた方が作りやすいこともあります。例えば黄緑色ならば「黄+緑+白」という順番で作ると色味の調整がやりやすいですね。その時、いきなり塗装に必要と思われる量を目安にして混色を始めると、色味調整の過程で思いがけず、その他に使うあてのない大量の塗料が出来上がってしまうことがあります。ですから、まずは塗料皿などで少量混色して色味を確認し、その時の分量(カラーの割合)を目安にして後から量を増やす方が無駄がないと思います。あと、色を成型色と合わせる為にランナータグなどに試し塗りをしますが、塗料は乾くと色が暗くなりますので、乾燥状態の色を見ながら調色するようにしましょう。とは言え、少しくらい色が違っても遠目でみれば分かりゃあしません(笑)
森/…う~ん、なんか筆塗りするのにちょうどいい量が出来てしまった…。よし、今回も筆塗りでいいや!エアブラシをセッティングするのもメンドクサイからね!(←宝の持ち腐れ)
~~~筆でちょっと塗ります~~~
森/と、言うわけで、まずは塗らなきゃいけないところを先に全部塗っちゃおうかね。その方が作業内容が整理されて流れがいいし。さて、塗料は薄めにして筆でささっとね。と、ここでもワンポイントアドバイス!筆塗りは一回目は縦に塗ったら二回目は横に、と十字に塗り重ねるのが定石ですが、はみ出さないように…と気を使うと筆運びが難しい部分も出てきます。そんなときは筆塗りですがマスキングをしてしまいましょう。マスキングをすることにより、はみ出しを気にせずムラ無く塗るための筆運びを優先させることができます。あと、多少ムラになっても遠目で見れば分かんない分かんない(笑)
森/アイフリーサーの鎌状態用の差し替えパーツの黄緑色の部分を綺麗に塗るには、パネルだけを塗ろうとしないで、黄緑色のパネルの周囲を残してマスキングして、白で全体を下塗り→黄緑を塗る。乾いたら今度は逆にマスキングして隣合ってるメカ色を塗る。
森/最後に黄緑色の周囲につや消し黒を塗って、はみ出しを拭き取る、と。
森/ほら綺麗♪
~~~塗ったら組みます~~~
森/さて、必要なところも大体塗り終わったから、これからは楽しい組み立ての時間だよ~。っと、その前に今回はクリアーパーツにも黒を塗らなきゃいけないんだよな。まずはいつものように裏にシルバーを塗ってから、エナメル系のつや消し黒を塗って…はみ出したところはうすめ液で拭き取ってと。あ、パーツに付いてる「湯だまり」みたいなところは切り離さずに残しておくと、塗る時にそこを持つことができるのでちょっと便利だな。
森/で、パーツを組み入れて…ありゃ、上手く固定できないな…。クリアーパーツには勘合(パーツをはめ合わせる凹凸)が設定できないからしょうがないけど、接着剤だと裏に塗ったシルバーが溶けちゃうしな…。よし、「塗料で接着」するか。受けになるパーツにつや消し黒をたっぷり目に塗って、クリアーパーツをはめ込んで、と。シルバーはラッカー系、黒はエナメル系だからこれなら大丈夫♪隙間にも塗っとこうかね。これで放置して乾燥させれば結構がっちり着くんだよね~。ここ以外のクリアーパーツは逆にはめ込みがきついところもあるな…。そういう場合は緩くなるくらいにパーツを削って調整してから、つや消し黒で接着すればパーツが折れたり、すっ飛んで行って泣きながら探すはめにならずに済むので、ぜひお試しいただきたい!(←経験者)
森/ふ~ん、スペシネフは結構左右で違ってる部品が多いな。しかも形が似てるから混ざっちゃうと分かんなくなりそうだな…。大きなパーツには左右を書き込んで、と。さらに100円ショップなんかで売ってるこの手のトレイに切り出したパーツを入れておけば安心♪
森/爪はさらに一本一本形が微妙に違ってるから、より間違えやすいよね。そういう時は説明書の上に置いておくようにすれば万全ナリ~。(←地味なテクニック)
~~~意外と強敵~~~
森/羽のデカール貼るの、今回は結構難しいな…。どうにか貼れたけど、このへんは根本君にデカール講座をやってもらおう!(←他力本願)
あと、ここはちょこっと改造しとこうかね。…うん、よりカッコよくなった!!
嫁/どうだい、”ロマン”は完成したのかい?
森/…君、やっぱり怒ってるんじゃないのか…?
嫁/いや~、別に~(笑)
森/…なにはともあれ、完成!!
嫁/お~、箱は普通の大きさだけど組むと結構大きいねぇ。
森/うん、細いパーツが多いから華奢だけど、前後左右に広がっていくデザインだからマスボリュームは大きいね。でもその奥行き感が写真だと出にくいんだよな~。
嫁/まぁ、実物がカッコいいから良いんじゃない?このカッコよさを実感できるのは組んだ人だけ!ってことでさ。
森/お、いいこと言うねぇ♪
嫁/けど、ウチは買ってきて一個組んでも、サンプルで貰った一個が残るよね。このペースで積んでいくと置き場所が無くなるんじゃないかなぁ?それが心配。
森/そうなんだよね~、棚を増設すべきかなぁ。こことここの壁に棚を吊れば相当積めるけど…
嫁/そうなるともう「模型要塞」だね、この部屋(笑)
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