Home > メッセージ | 開発秘話 > 原型監修ウラ話(テムジン Ver.1P)第一回(後編)

原型監修ウラ話(テムジン Ver.1P)第一回(後編)

まだまだ続くOMG・テムジンについてのお話。セガAM3研の森氏とコトブキヤ・バーチャロン企画担当の根本、二人とも『OMG直撃世代』なので思い入れも強いようですね~。

前編からの続き

根/オラタンやフォース/マーズのテムジンににすり寄ってるわけでもなく、きちんと『第1世代感』があって、かなり琴線を揺さぶられますね!

森/お、いいこと言うね。 確かに新ハイエンドCGモデルは、オラタン版テムジン(OT・テムジン)よりあとに作られてるから、プロポーションがそっちに引っ張られないように気をつけたんだよ。 あと、ゲーム中から自分が受けた印象、青空の下を伸び伸びと駆け回る『少年』みたいなイメージ、まだ何者でもないプレーンな存在、そんなOMG・テムジン像を再現しようと思ってね。 だからゲームモデルから頭身が低めで靴が大きい、そのへんの特徴をより強調してちょっと幼い感じにしたから、かわいいって印象も出てきてると思うんだよ。

根/あ、そうなんですか!? じゃあこの原型は森さん的にはバッチリOKってことですね! それとですね、関節とかメカ的ディテールについては密度感というか、説得力が増して、メカファン的には素直に「うれしい」感じでした。 まるで、Z以降のディテールを1年戦争MSにコンバートした、『セン○ネル0079』のような、あの感じです!

森/…またそんなマニアックな例えを…(笑) 確かにね、膝関節裏の密度感とかね、後ろから見るとその辺が際立ってるよね。 後ろから、って言えば、立体化して後ろから見たときの立ち姿の凛々しさとか美しさって、カトキさんのデザインの一つの特徴だと思うんだよ。 そのへん、やっぱりOMG・テムジンもちゃんと凛々しくて「ああ、いいデザインだなぁ」ってしみじみ思うよ。 そういうデザインの妙とか、もちろん単純なカッコよさとか、今回のプラモデルでは存分に味わって欲しいよね。

根/僕も、今回いろいろ小難しく語らせてもらいましたけど、原型が組みあがったのを最初に見たときの率直な感想は「かっけ~!これほし~!!」でした(笑)

森/頭悪いなぁ、それ(笑) まぁ、開発者が素直にそう思えるのは幸せなことだよね。 この原型の魅力をスポイルしないように、買ってくれた人にも「かっけ~!!」って言ってもらえるような良い商品にしような!

根/はい! 頑張ります!!

森/んじゃ、今回はこれで! お疲れ~。

根/あ、あの、森さん? これで終わりですか?

森/ん? まだなんかあったっけ?

根/い、いえ、別に。 ただ、今回は最後に泣かなくていいのかな~、と思いまして…。

森/前編冒頭で泣いてるからいいだろ(笑) …泣きたいなら泣かせてあげようか?

根/え、遠慮しておきます…(ガクブル)

Home > メッセージ | 開発秘話 > 原型監修ウラ話(テムジン Ver.1P)第一回(後編)

[Search]
[Feeds]


Return to page top