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KOTOBUKIYA VIRTUAL-ON PLASTIC MODEL SERIES WEB SITE

「10/80sp・商品化への道~完成見本・塗装編~」

監修は楽しみでもあり、真剣勝負の場でもあるのです…。

森/と、言う訳で原型が出来たら次の工程は、金型製作と完成見本用の塗装品製作の2ラインに分かれるわけだけど。

野/はい、原型は工場へ送って、完成見本は原型の複製品を塗ります。要するにレジンキャスト製のガレージキットみたいな物ですね。

森/個人的にはレジンの方が馴染みが深くて、懐かしくもあり…。あのキシレン臭、サフの甘い匂い。なにもかも懐かしい…。

野/森さん?大丈夫ですか?

森/あ?ああ、うん大丈夫だ。で、今日は何の話をするんだっけ?

野/原型が出来たので、次の工程ですよ。金型か塗装か。

森/じゃあ、今回は塗装の方にしようかね。まぁ、10/80spがどんな色か、っていうのは過去の資料を見れば一目瞭然なわけだけど、10/80spに限らず、このシリーズでは毎回色指定をきっちりやってるわけですよ。

野/はい、デザイン用のカラーチップやハイエンドCGモデルのレンダリング画像を紙へ出力したものを頂いてます。

森/そうそう、カラーチップもそのものズバリな色があるわけじゃないから、「この色とこの色の中間で」とか「この色の彩度を少し落とした感じで」とかね。実際に来てもらって、顔を合わせて相談や指示をさせてもらってるよね。

野/そうですね、実際に紙やチップを見ながら説明して頂いているので分かりやすいです。

森/そうなんだよ。この紙やチップっていう現実に有るものに置き換えるのが、実は凄く大事でね。今のご時勢、メールで画像を送ってやりとりすれば楽なのに、と思うかもしれないけど、パソコンのモニターって、意外と色の設定がまちまちで、自分のモニターで見えてる色が他のモニターでも同じに見えるか、って言うところに確実性が無いんだよ。だからわざわざ出力したりして、確実な「物体」を基準としてやりとりしてるんだよね。あと、ネット社会になり、顔を合わせなくてもなんとなく物事を進められるようになって、その中で置き去りにされつつある「実際合ってコミュニケーションする」ということの重要性も訴えたいんだよ!

野/こ、こんなプラモの紹介ブログで、そんな深いテーマを!?

森/すまん、それはちょっとウソだ。言ってみたかっただけだ。

野/すいません、分かりにくいです、それ。…で、話を戻して、そうまでして色を決めても、まだ決定稿ではないんですよね。塗装品監修でリテイクも出ますし。

森/ごめんね~。やっぱり、15cmくらいの立体物になった時の「色の映え方」っていうのもあるからさぁ。「う~ん、悩んだ末の指定だったけど、やっぱり濃すぎたか…」とか「この色、意外と立って来ないなぁ」とかね。

野/CGでのRGBをそのまま塗料にしてもダメな時もありますよね。ですから前にも言ってましたけど、そういう修正を経てプラモデル用に色をコンバートしていくって事ですね!

森/そう前向きに捉えてもらえるとありがたいわ。というわけで、塗りあがった完成見本がこちら。

野/お互いにしっかり考えて、きっちり工程を経て、手間をかけたんですが、いかんせん地味ですね…。

森/まぁそう言うな…この地味なところが「味」なんだから。

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「フェイ・イェン・ザ・ナイト パッケージアートについて」

あなたもセガの森氏と戦ったかもしれませんよ…?

 少しは慣れてきたとはいえ、パッケージアートの製作は毎度頭を悩ませます。商品のパッケージとしてふさわしい絵とはどんなものか…メカであり、とびきりカワイイ14才の女の子であり、剣士でもあるというフェイ・イェン・ザ・ナイト。
まずは頭の中であーでもないこーでもないとイメージをこねくりまわします。イメージをある程度固めたら実際にCGモデルにポーズをとらせてみるのですが、「これはどっちかというとエンジェランのイメージだなぁ…」と思ったりして、収まりのいいポーズが出来てもあっさりボツにしたりして、ちっとも完成形が見えてきません(泣)
と言う訳で、より強固にイメージを固める為に普段使わないフェイでランクマッチに赴いて、あっさり返り討ちにあったり、その強さを再確認したり、敵として対峙する時も「キミはどんなコなんだい?」と愛機アファBで近接戦を挑んで、ヒップアタックを喰らってみたり…でも、あれでとどめを刺されると何だか幸せな気持ちになるから不思議(笑)
そんな風に遊んで…もとい研究して、様々なフェイ・イェン・ザ・ナイトと出合ってイメージを固める事ができました。
対戦して下さったみなさん、ありがとうございます!役に立つなぁ、360版オラタンは(笑)

「やっぱりフェイは元気でなきゃ!」、媚びるのではなく、作ろうのでもなく、何気ない動きの中の一瞬一瞬が自然と輝きを放つような若々しさ。次にどんな行動をとるのか予測不可能。そんな(自分にとっては難しい)テーマを元に今回の絵を作ろうと決めました。
ランクマで出会った、とびきり元気なフェイ。こちらの近接主体の戦いに乗ってくれて、くるくると踊るように近接を打ち合ったかと思えば、遠くから、また近くから迷い無くハートビームを飛ばしてきます。そんな自由奔放なフェイを思い出しながらポーズをつけていきます。今回は、いかにもな決めポーズにしたくなかったので、それもまた自分でハードルを上げてますが、そんなこんなで出来上がったのが今回の絵です。

駆け寄って来ているようにも、ブレーキをかけた時のようにも、これから攻撃にうつるようにも、逃げ出す直前にも見えるような、重心がはっきりしない絵となりましたが、自分では気に入っています。ポイントは足の裏を見せたところです。なんだか、どうしても見せなきゃいけない気がしたのです。あとは意外と胸があるのも密かに強調したいポイントです(笑)
「とん♪」とステップを踏んだ音が聞こえたなら大成功。なにものにも囚われない軽やかさを感じてもらえたら嬉しいです。

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フェイ・イェン・ザ・ナイト(の製品)の秘密…?

フェイ・イェン・ザ・ナイトの最終ショットを見て唸る野内です。う~ん。

野/う~む…

森/スカートを外したフェイを見て、何を唸っておるのかね…?まったく、野内君も紳士だなぁ(笑)

野/あっ!こ、これは違うんですよ!!最終テストショットが来たので製品チェックですよ!!

森/はいはい、わかってますよ、っと(笑)

野/本当ですよ~(泣)

森/で、どうなの、もう万全?

野/はい、成型品の方はこれで大丈夫です、バッチリです!

森/そりゃ良かった。じゃあ、さっきは何を唸ってたのさ?

野/はい、今回のプラモデル化にあたって森さんがスカートの接続部を新たに設定してくださいましたよね?

森/うん、それは前に語った通りだね。

野/スカートとテイル・フランジャーはフレームで接続されててリング状になってるわけですが。

森/そうそう、プラモデルの構造として強度を保ちつつ、スッキリとかわいくまとめてみたつもり。

野/で、スカートはお尻の上あたりで胴体にボールジョイントで接続されるわけですよ。

森/今回、お尻もかなり修正して、かわいく「キュッ」とした感じにしたから、その辺も要チェックだ!(笑)修正前はどうせよく見えない部分だったし、CGモデラーとしての腕も未熟だったからすごい漠然とした形だったんだけど、今回は気合を入れたよー!!

野/いや、お尻の話はどうでもいいんですよ。

森/なんだ、君は「胸派」か?まーね、若いうちはそうかもね~(笑)

野/じゃなくて!

森/じゃあ何だよ!!

野/このスカート接続穴の位置ですが…

森/この穴が何か?

野/これはこういうことですか?

森/あー、要するにこういうこと?

野/ぐ、ぐはぁ…!!そ、そういうことです…(吐血)

森/来年は寅年だし、ちょうどいいじゃん?

野/これは意図してこういう構造にしたんでしょうか?

森/意図してた、って言った方がカッコいいかな?(笑)

野/森さんがカッコいいかどうかはともかく、こういう楽しみ方もできるよ、しやすいよ、ということですね。

森/可愛ければなんでもいいのだわ(笑)そのための下地はあるから、あとは各人で腕をふるってくれたまえ♪

野/そのままでも十分かわいいのですが…

森/それを言ったら今回の話が成立しなくなっちゃうだろ(笑)

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10/80sp・商品化への道~原型完成編~

前回からの続きです。10/80spの原型に秘められた謎とは…?

野/で、森さん!一体どこが違うんですか!?

森/なんだ、覚えてたのか…。

野/当たり前ですよ!もう、気になっておちおちオラタンもプレイしてられませんでしたよ!

森/それはウソだろう(笑)

野/すいません、それはウソです。で、そろそろ教えてもらいたんですが、前回の画像は何が違うってことなんでしょうか?

森/これはね、第一回目の監修時の原型なんだよ。頭と武器はハイエンドCGモデルからリバースコンバートしてもらったけど、その他部分はOMG・テムジンから改造して作られてててね。

野/あ、そうなんですか。自分はてっきり頭と武器も手作業でこちらで原型を起こしたのかと。

森/他の機体の立体出力データにこっそり混ぜといた(笑)

野/ああ…なんか、こう、隙間隙間を狙ってる感じですねぇ…(苦笑)

森/一瞬の隙をつくのも、また10/80spっぽくていいんじゃない?で、頭と武器以外は手作業で、普通に原型を作ってもらったわけだよ。コトブキヤさんの原型部門だったら、この程度の工作はデザイン再現度的には全く心配ないからね。

野/ありがとうございます!…で、ちっとも肝心の話にならないんですが…?

森/まぁ、そうあわてなさんな。それで、まずはこの状態で監修したんだけど、なんか印象が違うなぁ、と思ってね。

野/でも頭と武器はリバコンで、その他部分はテムジンとはディティールが違うくらいなんで、原理的にはハイエンドCGと同じはずですよね?

森/そのはずなんだけど、なんか10/80spにしてはカッコよすぎる、っていうか強すぎる気がしてな。よくよく考えたら、頭と武器以外にも一箇所、決定的かつ地味~にテムジンと違ってる部分があったことを思い出したんだよ!

野/え!どこですか!?自分も3DCGモデラーとして、10/80spとテムジンは相当よく見てたと思うんですが、どこにそんな重大な違いが!?

森/知りたい?

野/はい!

森/どうしよっかな~(笑)

野/…いい加減にしてください…

森/す、スイマセン…(この子、意外とやる時はやるタイプなのかも…)それはねぇ、肩。肩アーマーの長さなんだわ。実は10/80spの方が若干短いんだよ。

野/うわぁ!本当に微妙な差ですねぇ。これ、再現することに意味はあるんでしょうか…?(笑)

森/オレもそう思ったんだけど、実際原型見てて、なんか違うなぁ、と思っちゃったし、そもそもハイエンドCGモデルの時点でそうしたってことは、テムジンと10/80spの差、目に見えるデザイン的な差だけじゃなくて、キャラクターの差を演出する為には絶対必要なことなんだな、ということで修正することにしたわけだよ。で、修正後の画像がこちら。(ポーズがイマイチなのは監修用画像ってことでご勘弁を)

野/なるほど、確かにちょっと弱い、というか全体的に控えめな印象になりましたね。修正前なら、肩アーマー上面はテムジンと共通パーツで済んだんですけど…こうしてまたテムジンとの共通パーツが減ったんですね(笑)でも10/80spとしては完璧になったということで、個人的には嬉しいです!!…あの、腰のフロントアーマーというか、そこもグレーになってますが?

森/あー、そうそう。そこもねぇ、テムジンでは黒いスリットが入るけど10/80spでは埋まってるんだよね。まぁ、これくらいは放っておいても許してもらえるかな?最悪、接着してスリットを埋める為の細い棒だけでもランナーの隅っこに入れられるかな?とか言ってたら、ランナー配置を工夫してくれて、新規パーツにできることになったんだよ。

野/本当に、地味に地味に差がありますねぇ(笑)

森/そういう地味な部分の積み重ねで10/80spの地味なキャラクター性を表現してるんだよ。

野/でも、自分、10/80spにボコボコにやられましたよ…。

森/それは中の人の性能だよ(笑)

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バーチャロン・ブログを振り返ってみて

今回は当サイトについてのお話です。正直、大変な時もありました…。

森/気付けばこのブログも、始めてから一年以上経ってるねぇ。

野/初回が去年の8月26日ですから、もう一年二ヶ月を過ぎてますね。

森/いろいろあったなぁ…。

野/いろいろありましたねぇ…。

森/それはともかく、今回はちょっと毛色を変えて、このブログについて語ってみようかね。

野/何ですか、急に?なんだか嫌な予感を感じるんですが…ま、まさか森さんまで!?

森/何だよ嫌な予感って(笑)別に何も無いから安心なさい。まだまだシリーズは続けなきゃいけないんだからね!

野/そうですか、じゃあ安心します。

森/(意外と素直だな…)野内君はこのコトブキヤ・バーチャロン公式サイトの管理者として、最初から関わってくれてたわけだけど、正直、週二回更新って大変じゃなかった?

野/それを言うなら、森さんの方が大変だったんじゃないんですか?商品の監修はもちろん、今ではパッケージ関連の作業、このブログの原稿の執筆から更新予定の製作まで、何から何までお世話になってしまいまして。それに当然、セガでの業務もされてたんですよね?

森/まぁね、本業に影響の無い範囲で、っていうのがお約束だからね~。基本的にこのブログはサービスだから(笑)

野/コトブキヤとしては大変ありがたいんですが、そうまでしてくれる動機というか、森さんを動かすものは一体なんなんでしょうか?

森/そりゃオレもバーチャロンは大好きだからね!それにハイエンドCGモデルの2/3くらいはオレが作ったんだから、それがプラモになるなら面倒みなきゃね、元原型師だし(笑)。でね、今でこそ360版オラタンが出て、バーチャロンもまた表舞台に出てきた感もあるけど、このプラモデルシリーズが始動した時には正直、一般的には終わった作品と見られても仕方がないような状況だったじゃない?

野/確かに…でも、ずっとプレイしてたり、作品として愛している人もいましたよね、自分もそうですが。

森/そうそう、本当にね、そういう皆さんには感謝してもしきれないくらいにありがたいと思ってるんだ。でも、だからこそ、今になってOMG、オラタンの商品を出すという事の意味を考えたら、普通のプロモーションをしていてはダメだと思ったわけだよ。極論、すごく好きな人以外は買ってくれないんじゃないだろうかと思えるような商品を、メーカーのサイトで「凄いです、最高です」なんて言っててもしょうがないんじゃないかと、ね。

野/確かに、コトブキヤだけでやっていたら、そのようになっていたかもしれませんねぇ。

森/前にも言ったけど、ずっとバーチャロンを愛してくれてる人は身内みたいなものだと思ってるから、そういう人達には商品そのものはもちろんのこと、それにまつわるいろんな出来事もできる限り伝えて、そういう事も楽しんでもらいたい、味のするところは全部食べてもらいたい、と思ってね。

野/こちらの本気、意気込みを見せる、ってことでもありますよね?

森/そうそう。それに、一機でも多くの機体を商品化したいから、「買おうかな、どうしようかな」と思ってくれてる人の背中をちょっと押す事もそうだけど、「自分的には○○○はいらないけど…でも、友達のアイツは○○○使いだったから、アイツなら欲しいって言うかもな。この内容なら完成度は心配ないし、こういうことに注意すればアイツでも組めるだろうし」なんて、プラモを勧めてもらえる事があれば最高だよね。なんでもかんでも「必ず全部買え」とも言えないし。…いや、買ってくれれば嬉しいんだけどね(笑)

野/なるほど~、プラモ+バーチャロンファンの方に、スポークスマンになってもらえれば、って事ですね。

森/まぁ、そうなれば最高に嬉しいな、って事で。なんてったって宣伝費なんか無いんだから(笑)

野/あぁ、最近どこかでも聞いたようなセリフですねぇ…(涙)バーチャロンって、そんなんばっかりですか!?

森/どこにでも、暴走しちゃうような人がいて、そして常に苦労する、それがバーチャロンだ!!

野/(笑)…で、今回のテーマは、こういうことなんでしょうか?

森/まぁ、そんな感じで。

野/最近は週一更新ですが…

森/今では360版オラタンもあるからね~、ここだけで盛り上げなくても大丈夫じゃん?それにちょっとは休ませておくれよ。いよいよ本業も忙しくなってきたし。

野/本業…ですか?

森/深読みしても無駄だよん♪その件についてはノーコメントだからね(笑)

野/う…先手を取られた…。

森/ま、メリハリつけて、これからもやって行こう!

野/はい!!

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10/80sp・商品化への道~仕様確定編~

今回はテン・エイティ スペシャルの原型製作前夜のお話です…。

野/テン・エイティ スペシャル(10/80sp)は既に塗装済み完成品が公開されてるわけですが。

森/そうだね~。でもまぁ、ここではそんなことはお構いなしで、今回は原型について語ろうかね。

野/はい。で、自分は原型製作時には、まだ担当ではなかったので詳しく知らないんですが、どういった経緯で今回の商品仕様は決まったんでしょうか?

森/最初はね~、実は結構もめたんだよ(笑)

野/え?そうなんですか!?何があったんですか?

森/うん、まぁもう皆わかってると思うけど、OMG・テムジンと10/80spって実は結構違うじゃない?

野/はい、完全に外装で同じなのは足首とウエスト周りと背中のVコンバータ周り位ですよね。

森/そうなんだよね。でも、その他部分で違いと言っても、スネや前腕とかは穴が塞がってるだけだったりとか、微々たる差しかない部分もあるわけよ。

野/はい、なんとももどかしいというか、なんと言うか…。

森/そんなわけだから、どこまでを流用して、どこからを新規パーツにするかで、結構考えてねぇ。例えば、スネパーツは穴をふさぐような部品をつけることで良しとするか?とか、微妙な差は気になる人に改造してもらうことにしちゃうか?とかね。

野/ははぁ、なるほど。モデラーとしてはそれでも十分、というか、一定以上のスキルを持ったモデラーだったらどうにかなっちゃう部分はスルーするってことですよね。

森/そうそう。これがね、純粋に模型好き、かつ10/80sp好きな人向けの商品だったら、そういう選択肢もあったかも知れないんだけどね。あ、あと最初は、10/80spじゃなくてただの「10/80」として考えてたからね。

野/あ、そうなんですか!?でも、どちらにしても、それでは需要という意味ではちょっと商品化は厳しいですよねぇ…。

森/そうなんだよ、そもそも10/80の人気とかさっぱり読めなかったからねぇ。

野/自分は好きですよ!

森/オレだって大好きだよ!!…って、そういうことじゃ無くて(笑)で、どうにかならないかな~と思いつつしばらく保留にしてたら360版オラタンが出たじゃない?そこで、それが後押しになって、この勢いなら10/80spとして商品化できるかも!ってことで、モデラー以外にも向けた仕様として、組んだだけでも設定カラーを再現できるっていうコンセプトに従った形で商品化が決定したわけだよ。

野/なるほど~、まさにどさくさ紛れ、いえ、勢いに乗っかった形での商品化となったわけですね!オラタンファンの自分としても願ったりかなったりですよ!

森/というわけで、仕様が確定したんで作られた原型がこちら。

野/サーフェイサーが吹かれてグレーの部分が新規パーツになる部分ですよね。

森/と、思うでしょ?でもちょっと違うんだわ。

野/え、そうなんですか?どこが…?

森/それはまた追々ね。まだ発売までには時間があるからさ。

野/勿体つけてないで教えて下さいよ~。いいじゃないですか減るもんじゃなし(笑)

森/減るんだよ!このブログでやるネタが!!

野/じゃあ今は自分だけにコッソリ教えて下さいよ!どこですか?何が違うんですか!?

森/しつこい!

野/まぁまぁ、そう言わずに…

森/!!

という訳で、森さんは教えてくれなかったので、その秘密は次回に持ち越しです。気になるなぁ…。

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「フェイ・イェン・ザ・ナイト テストショットについて(色分割・成形編)」

今回は企画・野内よりフェイ・イェン・ザ・ナイト テストショットについてです。

フェイ・イェン・ザ・ナイトのテストショットが届きましたので12月の発売までまだ間がありますがちょっとだけご紹介させていただきます。
まずは色分割からです。シリーズ的には「可能な限りパーツ分割で色分け再現」を挙げていますが、さらに「オラタン」系は「任意の部分を塗装して頂ければほぼ再現」という方向で設計されております。


顔側面や靴のオレンジ部分など隙間無く綺麗に分割されています。


今回は写真のような紅色部分


肩は紅色部分(デカールでも再現可能)


腰の黄色部分(デカールでも再現可能)


そして各所の黒色部分、クリアパーツ裏の銀色を塗装していただければ色分け再現可能です。
成形色については今この時点でも調整中です。

成形については既に修正済みですがこんな事がありました。



右が改善前、左が改善後です。
ご覧の通り、ツイン・テールがまっすぐです…。
「こんなの僕のフェイ・イェンじゃないやいっ」と声がどこかから聞こえてきそうです。ごめんなさいっ。
もちろん左の状態に改善されております。

他にも脚部の凹モールドのエッジが甘いとのご指摘をセガ・森様から頂きました。


ちょっと写真では分かりにくいですがこちらも改善済み(右)です。

パーツの勘合、関節の勘合については、写真では分かり辛いですがお客様にとっては組む際や遊ぶ際に重要な部分です。
こちらも開発・青木をはじめとした開発陣がテストショットごとに調整してます。
テストを繰り返すごとにかわいくなっていくフェイ・イェン・ザ・ナイト。12月の発売までお待ち下さい!(予約してね!)

ギミックやフォルムについてはまた別の機会に!

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