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2009-03
「OMG・テムジン絶賛生産中!(前編)」
今回は、OT・ライデンと同様にOMG・テムジンの生産中のレポートですが、森氏も登場の様ですよ…。
根/森さん、今回はOMG・テムジンの生産中リポートですよ!
森/ていうかさ~、生産の話にまでオレを呼ばないでくれるかな~?
根/まあまあ、いいじゃないですか!森さんから質問とか話もあった方が盛り上がりますし。
森/ああ、なるほどね。じゃあ一緒に見て行こうか。
根/じゃあ成型機の画像からみてください。こんな感じで金型が成型機にセットされてます。
森/おお、成型機!成型機ってカッコいいよな~♪
根/え、そ、そうですか!?…それはともかく、金型の凹凸面が縦になるようセットして、そこに樹脂を注入します。
樹脂が冷えて固まった後、取り出します。これが成型品です。
森/これが、金型から取りだした状態?
根/そうですね。ほとんどそのままで商品状態ですね。
森/このまま袋詰めしちゃうわけ?
根/その前に、きちんと成型されてるか1枚1枚確認をしますね。こんな感じで。
森/結構大変だねぇ。全く頭が下がるね。これからは感謝の気持ちでプラモ作るよ!
根/で、1個づつ袋詰めですね。
森/いや~、プラモデルってこんなふうにして生産されているのね。結構手作業だなぁ。
根/あ、それは確かにありますね。でもプラモデルは成型が始まっちゃうと、実は工程としてはあまりないんですね。
フィギュアだと、成型してから結構いろいろあるんですが。
森/あ、フィギュアのほうも面白そうだね~。今度はそっちもこのサイトで紹介してみようか?
根/いや…いいんですけど、バーチャロンと関係なくなりますよ。
森/…そうだね。で、このあとは梱包?
根/このあと各ランナーをパッケージに梱包していきますが、それは次回ということで。
森/え?今回で終わらないの?
根/はい。次回も付き合ってくださいね!
ということで、工場での生産リポートですが、次回に続きますので、お楽しみに!
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「OMG・テムジン 関節機構の「ウリ」について」
今回は発売を間近に控えたOMG・テムジンの関節ギミックなどについて開発担当・青木に色々語ってもらいます。
おひしぶりです。コトブキヤ・バーチャロン開発担当の青木です。
成型色や、パッケージ、説明書などについては、既に森さんや根本さんが色々語ってくれてますので、今回は僕が関節・ギミック関係について語ってみたいと思います。
OMG・テムジンですが、デザインを見ていただければお分かりの通り関節周り大きく開いたデザインなので、あまり苦労せずにかなりの可動範囲を確保する事ができました。ただ、肘や膝がよく動いても胴体周りもしっかり動かなければ意味が無くなってしまうので、それらを活かす為の肩関節の可動範囲を広げる引き出し関節と股関節を下に動かすスライド機構を仕込んでみました。
肩の引き出し関節は前々から試してみたかったもので、引き出すことで腕の前後スイングと、肩口にある上方向に曲がる軸で肩の入ったアクションを取らせる事が可能になりました。
やはりポーズをとらせる上で肩の位置は重要なポイントですので、ここは拘ってみました。
さらにワンポイントして、肩部外側のアーマー(黄色い部分)が跳ね上がるというギミックも、今回セガさんとの話し合いの上、新たに設定させて頂きました。みなさん如何でしょうか?
次に股関節のスライド機構ですが、軸を下げる事により太股の可動範囲を広げ90°まで上げることが出来るようになりました。これも深く踏み込んだポーズをとらせるのに一役買っています。
また膝関節は、ロボットプラモデルでは割と一般的になった2重関節としまして、既にそれだけで相当な可動範囲を確保できたのですが、正座をとらせる様なかたちで膝を曲げると膝上部に空間ができてしまうことが予想されたので、それを緩和する為、膝関節前部のフレームを切り離し独立可動としてあります(残念ながら連動可動ではないですが)
などなど、OMG・テムジンはオーソドックスな外観の中にも様々な工夫を凝らしてあるのです!
「バーチャロン」は多彩なアクションが展開されるゲームなので、このOMG・テムジンを手に取っていただいた方には、様々なポーズをとらせて遊んでいただきたいです。その中で、「この関節いいな~」と一瞬でも思っていただけたら作り手としても嬉しい限りです。
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「OMG・テムジン 付属品についてあれこれ」
発売が迫ってきたOMG・テムジン、今回はOT・ライデン同様デカール&説明書についてのお話です。
森/春だね~。OMG・テムジンもそろそろ発売だね~。
根/あ、森さん。そういえば商品状態のサンプルがとどきましたよ。
森/3月発売だから、すでにこの状態になってるわけね。今回は、成型品以外の部分を見てみようか。
根/はい!まずはデカールですね。こんな感じです。
森/当り前のように「こんな感じ」とか言ってるけど、デカールってどうやって作ってるの?
根/まずセガさんから、各マーキングのデータをもらいまして、それを元に社内で、原型とCG資料とを見比べながら大きさを決めていきます。
森/そうなんだよね。当然セガのほうにはコトブキヤの1/100プラキットに合わせてあるデータなんか無いからね。
根/社内で大きさを調整したものをさらに紙で印刷して、ハサミで切って両面テープで原型に貼って確認するという…。
森/なんかすごいアナログだなあ!
根/まあ、そうなんですけど。これが確実かなと。
森/それで各々の大きさなんかを調整して、正式な版下になると。
根/はい。 本番前テスト印刷がこんな感じで来たりします。
森/ふ~ん。こういうのは普通見れないから面白いよね。次は、説明書だけど。
根/説明書も当然完成してまして、こんな感じです。
森/詳しくは商品を買って見てくださいね。 ってことだね。
根/そうですね。ここではこれくらいの画像でご勘弁ということで。
森/説明書のほうで、苦労話とかある?
根/機体解説部分については、セガさんにかなりお願いしちゃってます。組み立て部分は、設計・生産を行う「開発」チームはやってくれてますので…。
森/…ということは、根本君は何もやってないと!!
根/そ、そんなことないですよ!カラーガイドの構成を考えたり、校正をしたり…
森/なんだかな~。そういえば、カラーガイドはテムジンから若干テイストが変わってるんだよね。
根/ ライデンのときはハイエンドCGをそのまま配置しましたが、塗装をするときに分かりやすいように、色は単色ベタにしようという話になりましたね。
森/ そうそう。ただそれだと、逆に「絵」として変になりそうだったので最低限の陰影をつけたんだよ。
根/色々お手数をおかけしてます。
森/それは全然かまわないんだけど、説明書ひとつにしても色々な方々の協力でできてるってことだよね。
根/そうなんですよ!今回それが言いたかったことです!
森/まあ、根本君の貢献の無さはさておいて、こんな感じで作ってることも知っててもらえると、プラモデル製作もより楽しめると思いますので、OMG・テムジンをお楽しみに!!
根/(あ、全部言われた~!)お、お楽しみに~!!
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「OT・ライデンを塗装しよう (最終回)」
2月20日掲載のライデン塗装編の続きでございます。今回でついに完成するらしいですが…。
森/え~と、前回はクリア吹きまでだっけ?
根/一応全パーツの塗装まで終って、デカール貼り、クリア吹きまでですね。
森/でさ~、実は作例開始から気になってたんだけど、クリアパーツ部分はどうーすんの?「シャドウ」は赤だけどキットにはグリーンのランナーしか入ってないよ…。
根/それについては、悩んだんですが、今回特別に「無色透明」のPランナーを工場に頼んで作ってもらいました。
森/え、それって見てる皆さんが、マネできないって事じゃん(怒)!!
根/す、すいません!今回はとりあえず作例ってことで勘弁を…。
森/販売は無理かもしれんが、なんか考えてよ。
根/わかりました。皆さんのご要望があれば検討してみます。
森/頼むよ~。で、これをクリアレッドにするわけね。
根/はい。色はハセガワさんのテムジン747シャドウのものを参考にしつつ、クリアレッド+クリアオレンジ7:3くらいの配合で塗ってみました。
森/例によってアルミシールを裏に貼ったあとで、本体にはめ込み?
根/そうです。「お手軽フィニッシュ」と同じですね。あとはエナメルのつや消し黒で凹部分塗りつぶし&スミ入れ、これも同様です。
森/そのあと全体を組み上げて完成?
根/はい!やっと完成です。見てください!
森/ふ~ん、結構イメージ変わるもんだね。どう?完成させての感想としては。
根/とりあえず自画自賛しておくと、かなりカッコイイですね!でも実際大変でした、パーツが多くて…。
森/またその話かい!それは自業自得でしょ!そのほかに苦労した点とかある?
根/実は、その「パーツの多さによる作業量」以外は、かなり問題なく進めました。前回にあった「後からヒケが発覚!」とかはあったんですけどね。それ以外はマスキングもほとんど行ってないので楽でしたよ。
森/マスキング塗装は、根本君オリジナルのスネの塗り分け部分とか、それくらい?
根/はい、あとVコンバータの赤い三角のみですね。
森/そういった点は、バラバラ分割のメリットだよね。パーツごとに塗ってしまえばここまでの塗り分けになるわけだからイイよね。他に何かポイントある?
根/あとは、今回ワンポイントで「メッキシルバー」を使ってます。肩全面のメカパーツと、腿上部のメカパーツですね。
森/質感の違うパーツがワンポイントあると、映えるよね。オレが現役だったころは塗ったあとで磨く「メタルカラー」だったけどな。あと、組み立ては特に問題なかった?
根/今回、僕は大丈夫だったんですが、パーツごとに塗装した後で、そのまま組み立てると接続部がきつくて「接続される側のパーツが割れる」というトラブルが予想されるので、接続部分の凸やピンの塗膜は削っておくといいですね。
森/なるほど。順番的には「今かよ」って気もするけど。それはさておき、とりあえず「塗装編」はこれにて終了でいいかな。
根/はい。大変でしたけど楽しかったです。皆さんも是非「色替え」にチャレンジしてみてください!
森/つぎは、白&黄色の「ライデン試験型」作ってくれるんだよね(笑)
根/え~、僕は一体作りましたから、次は森さんの「ガサガサツヤ消しジャーマングレー」ですよね!
森/え~と…ま、まあ、そのうちにな(汗) ていうか次はOMG・テムジンだろ。
根/じゃあテムジンでもいいですよ!!
森/うーん、やりたいのはやまやまなんだけど…。
根/じゃあ、いつとは言いませんから、そのうち凄いのをお願いしますよ!!
森/うー、あー…善処します…。(さすが一体仕上げただけあって今日は強気だな、根本君…。だがモデラーとして、それもまた好し!!)
というわけで、森氏が作例をやってくれるかはさておき、ブログ内連載による「OT・ライデン シャドウカラー作例」いかがだったでしょうか?最後にノーマル版とのツーショットをお届けしてお別れします!
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