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「シリーズ第4弾(新規造型)は何故バイパーIIなのか?」

こんにちは、コトブキヤ・バーチャロン企画担当の根本です。

さて、早いものでコトブキヤ・バーチャロンプラモデルシリーズも第4弾の発表となりました。「バイパーII」の前に「ライデンII」の発売が控えており、正確には第5弾(シリーズNoも「5」になる予定です)なのですが、「ライデンII」はいわゆるバリエーションキットなので、「新規造型第4弾」という形で紹介しています。

シリーズ第1作いわゆる「OMG」からの2機目としてエントリーされた「バイパーII」ですが、例によってシリーズ第4弾は何故バイパーIIになったかを語ってみたいと思います。

4月28日(火)更新分の「バイパーII・原型を見て」にて、根本の暴走しておりますが、若干ネタも入っておりまして、当然、単純に「根本が欲しいから」ではなく、「OMG」と「オラトリオ・タングラム」の2タイトルからの商品化という件(くだり)は、当ブログでも何度も出ていますが、その前提でラインナップを組んでいくときの気をつけたのは、同系統のアイテムを連続で投入しないようにする、という事です。

出展タイトルの区別を外して第1弾から見ていくと、「ライデン」「テムジン」「スペシネフ」「バイパーII」・・・・というように、別系統機体を繋げていっている形になっており、シリーズとしてのバリエーションを見せる、ということ、外観的なことでいっても「重量型」「標準型」「異形」「細身」というようなシリーズの幅ということに意識しています。

上記条件でいくと「ドルカス」でも「バル」でもいいじゃん、という話になってしまいますが、「オラタン」と「OMG」からのラインナップで行くとやはり、「OMG」は若干「弱い」ことは否めず(根本個人的には、かなりOMG派なのですが…)特に、序盤のラインアップへの組み込みとしては分かりやすい人気機体にしておきたい、といった判断もあります。

また、「OMG」はテムジンを最初に投入していますので、標準機との比較やコレクション的に並べてあげたい、といった欲求を満たせるアイテムでもあるのではなどなど、様々な要因が絡み合っての「バイパーII」ということでご理解頂ければと思います。「OMG」は「テムジン」、「バイパーII」と続いたので、これってステージ順?じゃやっぱり次のOMG機体は「ドルカス」か!という声も聞かれますが、さすがにそこまでイージーではないということで(笑)

などなど色々語ってきましたが、本当は僕が欲しかったからです!

(例によって半分は冗談ですが、「バイパーII」については冗談の割合が低いかもしれません…)

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「RVR-75 ライデンII(RNA SIDE)出撃!!」

コトブキヤ バーチャロンプラモデルシリーズ初のカラーバリエーション商品となる「RVR-75 ライデンII(RNA SIDE)」の発売が決定しました!その商品内容とは…?

森/おかげさまでシリーズ第一弾のライデン(DNA SIDE)が好評だったんで、こうしてライデンII(RNA SIDE)も発売できることになったわけだが。

根/はい!良かったですよ。元となるキットが不人気だったら出せませんからね、こういったカラーバリエーション商品は。

森/ホントだよね、フラグメント・クローをライデン(DNA SIDE)に付属させるのは、コスト的に見送っちゃったから、これでライデンII(RNA SIDE)が発売できる状況にならなかったら、(フラグメント・クローが)お蔵入りしちゃうところだったし。

根/本当に、ライデン(DNA SIDE)をお買い上げいただいた皆さんのお陰で発売できるようなものですからね!

森/というわけで、今回はライデンII(RNA SIDE)についてあれやこれやを語ろうと思うわけだが。

根/まずは商品仕様を説明しますね!まず第一に成型色が「黒×オレンジ」のRNA SIDE仕様になっています。これは当然ですね。そしてさっき森さんもおっしゃってましたけど、肩部武器が「バイナリー・ロータス」から「フラグメント・クロー」に変更になりました。今は試作なので塗装で表現してますけど、クローの発光部も当然クリアーピンクでの成型となります。そしてボーナスパーツとして右平手と左武器持ち手も新たに付属します。

根/左手でもバズーカが持てるんです!これで「アレ」も作りやすくなりますね!

森/いや、ならんだろ、それ位では…。

根/まぁ、いいじゃないですか!それにしても”DNA SIDE”の「赤×黒」はスポーティーな印象でしたが”RNA SIDE”は、うって変わって重厚な感じで、「まさに重量級VRライデン!!」って感じですね!!

森/そうだね、OMG・ライデンでは「黒×オレンジ」カラーが1Pだったから、”ライデン”っていうとこっちのカラーをイメージする人も多いかもね。

根/それにフラグメント・クローの威圧感、と言いますか強力、凶悪な感じは立体になると際立ちますね。ネット攻撃も嫌ですが、たまに出してくる近接がヒットすると、精神的にも大ダメージです…。

森/…それはゲームの話だろ(笑)まぁ、いいけど。キャラクター物のプラモは、形状はもちろんだけど、そういう原作のイメージがいかに再現されてるかってことも、大切なポイントだから、これを見てゲーム中のあんなことやこんなことを思い出してくれるんなら成功!ってことだよね。

根/(ブツブツ)…ネットで痺れてる間にダッシュ近接でぶん殴られたり、小ジャンプ近接を出したら下でクロー近接が出されてて返り討ちにあったり…(ブツブツ)

森/おーい、還ってこーい!

根/はっ、す、すいません。ここのところオラタン漬けなものですから…。

森/ゲームもいいけど、こっちの方もよろしく頼むよな~。

根/はい!あ、そうだ、ここでお知らせをしておかなければ。今回のライデンII(RNA SIDE)はカラーバリエーション商品ということもあり、ライデン(DNA SIDE)以上に入手しづらい状況になることが予想されます。つきましては、ご購入をお考えになって下さっている方は最寄のお店で予約をして頂けると確実かと思いますので、なにとぞよろしくお願いいたします。こればっかりは企業努力だけではどうにもならない部分が大きいので、皆様のご協力をお願いいたします!

森/今回はシリーズ初のカラーバリエーション商品となるけど、今後もただの色変えに止まらないよう、商品内容に変化をつけつつ展開して行きたいねぇ。

根/はい、その試金石としてライデンII(RNA SIDE)には頑張ってもらいたいです!もちろん、自分も頑張りますよ!!

森/お、気合入ってんじゃん!?

根/まずはQS近接を確実に出せるようになって、近接範囲内での立ちレーザーを誘って、それを後ろから切り刻めるように猛練習しますよ!!

森/いや、そうじゃなくて…

根/じゃあ、今回はこれで!お疲れさまでした!!

森/あ、ああ。…え~、皆様、ゲームは休憩をしながら、楽しくプレイして下さいね。そしてゲーム中での雄姿を立体物として愛でることができる当プラモデルシリーズも末永くご愛顧いただけますよう、よろしくお願いいたします!
…ってなんでオレが最後に締めなきゃいけないんだ?…まぁ、いいか…。

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「Xbox 360版オラタン・大アンケート!」

今回は”あのアンケート”の告知です。私も回答しましたが、やりすぎですな、セガさん!!(笑)

皆さん!連休中はXbox 360版オラタンでお楽しみいただけましたでしょうか?おかげさまでご好評をいただきまして、スタッフ一同心より感謝しております。おっと、申し送れました、セガの森でございます。さて、今日はそれに関連しまして一つ告知をさせていただきます。
もうご存知の方、そしてご協力いただいた方も多いとは思いますが、現在、Xbox 360版オラタン公式HPにてアンケートを実施中です。全5ページにわたる過去に例を見ない大ボリュームのアンケートですが、こちらも多くの方にご協力をいただいており、重ねましてスタッフを代表しまして厚く御礼申し上げます。本当にたくさんの貴重なご意見ありがとうございました!!こちらのアンケートですが、質問項目はオラタンのみならずOMG~マーズまでのバーチャロン全般にわたっておりまして、後半には「好きなVRは?」や「欲しい二次商品は?」という項目もあり、今後のプラモデルをはじめとする商品開発にとっても有益なご意見をいただけるアンケートになっております。ですから「ゲームのバーチャロンについてはそんなに詳しくないから…」という理由で、尻込みされている方も是非ご協力いただければと思います。

アンケートは下記サイトにて
Xbox 360:電脳戦機バーチャロン オラトリオ・タングラム公式ウェブサイト

なお、締め切りは5月17日(日)となっております。皆様のご協力、お待ちしております!!

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「バイパーII・ハイエンドCGについて」

セガの森氏による、バイパーIIのハイエンドCGモデリング秘話です。森氏にそんな弱点があったとは…
 
こんにちは、セガの森です。今日はバイパーIIのハイエンドCGモデルについてお話させていただきます。
バイパーIIにもOMG当時に作られた旧モデルとその後、新規で作られ今回のプラモデルの元となった新モデルが存在します。新モデルは模型雑誌で展開していた小説に登場する、「バイパー540SH」という、バイパーIIとオラタンに登場する「サイファー」を繋ぐ位置づけの機体を製作したときに副次的に製作されました。実は旧モデルのバイパーIIは、新モデルのフォーマットに近い仕様に基づいてモデリングされており、当初は旧モデルをベースに540SHに改造しようと思った程なのですが、モデリングツールの不可逆性や仕様の細かな違いが障害となり、結局一からモデリングし直すというおそろしくコストパフォーマンスが悪い事をやらかしています。仕事としては決して褒められた行為ではありませんが、若気の至りとでも言いましょうか、とにかくそうしなければ気がすまなかった記憶があります(笑)
そんな訳で、バイパーII(SH540)をモデリングしたわけですが、ここで更なる障害が発生しました。前回の「バイパーII・原型を見て」でも語っていますが、どうにも自分は「細身でとんがったメカ」に対して今ひとつカッコよさのツボがピンと来ないという弱点があったのです。面白いもので、ロボット物のモデリング(模型も含む)はその作者の体格によって「細さ太さの表現」に差が現れることがあるように思えます。それは自身の体格をそのまま反映したり、逆に理想の体格が反映されることもあるようです。私の場合、自身が骨太でがっしりしている為でしょうか、そのデザインが許す範囲で出来る限り頑丈そうに、安定感を感じさせるように作る傾向があります。それは長所でもあるのですが、バイパーIIのような「華奢で鋭い」ロボットを作る時には、その魅力をスポイルする両刃の剣でもあります。私も長年にわたり模型&CGでロボット造型に携わっていますので、自身のそういう傾向は理解していました。しかし理解しているからと言ってすんなり弱点を克服できる訳ではありません。
ですからまわりの意見を聞きつつ、様子見しながらのモデリングとなったのですが、途中で同僚に見てもらっては「まだ太い」だの「やり過ぎ、とんがってりゃ良いってもんじゃない」だのと、容赦の無い突っ込みの総攻撃を受け、泣きながら修正を繰り返したのもいい思い出ですおぼえてやがれコンチクショウ

 

その甲斐あって、出来上がったモデルは細身のメカ好きから「OK!バッチリ!」と言ってもらえる物にはなったのですが、正直、完成した後も自分の中で評価の定まらない、座りの悪い存在でした。しかし、今回、原型として立体化されたバイパーIIを見たとき、素直に「なんだ、バイパーIIってカッコいいじゃん!!」と思うことが出来ました。時が経って私がそういう価値観を学習できたのか、それともやっぱり模型好きということで、立体化されないと真価がわからないのか、またはその両方なのかはわかりませんが、今では自信を持って「オレの作ったバイパーII、カッコいいだろ!」と言うことができます。


 
みなさんの目にはどう写りますでしょうか?気に入っていただければとても嬉しいです。

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「Xbox360版オラトリオ・タングラム配信記念・スペシネフテストショットについて」

今回は、スペシネフのテストショットを見ながらのあれこれです。

根/森さん、Xbox360版オラタン配信スタート、おめでとうございます!

森/サンキュー!根本君はもうプレイした?

根/実は僕ハード持ってなくて、オラタンのために360買っちゃいました。まだ、パッケージソフトは一つも買ってません。

森/ほんとにオラタンだけなのね。まさにバーチャロンファンの鏡だね!

根/ありがとうございます!今回は360版オラタン配信記念ということで、スペシネフのテストショット公開です。

森/記念に公開っていうか、既に各模型誌さんで掲載してもらってるけど…

根/………まあまあ、僕らのスペシネフについて色々語りましょうよ!

森/はあ。じゃあとりあえず全体から見ますか。今回のスペシネフはOT・ライデン、OMG・テムジンとエスカレートしていった色分け分割がちょっと落ち着いた感じかな?

根/そうですね。でも、なんとなく分割を省略したわけではなくて、スペシネフでは、キット自体の強度を犠牲にする分割は敢えてしてないんですよ。

森/基本的にスペシネフはパーツとして「塊」の部分が少ないからね。

根/そうなんですよ。足首のアーマーなんかは板状の装甲ですけど、そういう薄いパーツって無理して分割すると勘合(パーツ同士をはめ合わせ固定する部分)のスペースが取れなくて、プラモデルの部品として破綻しちゃうんですよね。

森/たしかにね。申し訳ないけど過去のコトブキヤキットで、色分割はされてて素組みの満足感は高いんだけど、ポーズ付けとかでパーツを掴むと外れたり、ね…。

根/スイマセン…たしかに稀にそんなものもあったり…。

森/別に悪く言ってるわけじゃなくて、それは色分割に重きを置いたコンセプトのキットだったわけでしょ。スペシネフはそっちに行かなかったってことで良いんじゃない?

根/はい!でも、「塗装しなくてもほぼCG(設定)イメージ」っていうシリーズ全体のコンセプトからは逸脱しないようにはしましたけど。

森/その代わり、ってわけじゃないんだろうけど、機体の白いラインはばっちり色分け分割されてるしな(笑)

根/はい!そこは外せないポイントですから!!

森/その他この状態でアピールしたい部分とかある?

根/色分割云々ではないんですが、肩(脇)の関節はポイントですね。一旦引き出して、さらにここまであげることができます。

森/へぇ~!…ってオレは原型監修の時から知ってたけどね。ギミックとしては原型や完成品でも触れてたかもしれないけど実際「プラモデルの間接」になると、ホントに「へぇ~」って思うよ!

根/ですよね!あとは「アイフリーサー」の変形ですか。

森/「アイフリーサー」は伸縮する部分を付け替えて、「サイズ(鎌)」と「ランチャー」になるわけだね。

根/そうです。ここも先に言った「無理をしない」的ギミックですかね。あと、ハイエンドCGを追ってくと、完全変形は物理的に無理だったような気が…。

森/うん、ムリ無理。そういうモノだから差し替えでOKってしたんだけど、もうちょっと頑張ればなんとかなったかなぁ…?成型品見ながらだと色々考えられるんだけど……やっぱこれはムリか(笑)

根/根/…すいません、ここまで進んだ段階でそんなドラステックな変更はどのみち無理です(ガクブル)でも割と成型品になると原型の時の苦労を忘れて、「もっとこうしたい」とかなりますよね。僕が言っちゃマズイですけど。

森/ああ、たしかに根本君からよく「原型の時に言えよ!」的な鋭い視線を注がれることが…。

根/そんなことないですよ。まあ、若干思いますけど。

森/思ってんじゃん!そこはさ~「良くなるためにやれることは可能な限りやる」というオレ達の共有認識だろ!

根/そうですね。「やれることは可能な限り」ですので、僕はまた360版オラタンを…

森/おいっ!(テストショット版アイフリーサーでツッコミ)

根/はうっ!…

ということで、再度、血のにじむ思いでスペシネフは進行してますので、360版オラタンでテンションを上げながら、6月の発売をお待ち下さ~い!!

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「バイパーII・原型を見て」

さて、今回は「新規アイテム第4弾 バイパーII」の原型について、森氏と根本が語ります。っていうか主に根本が語っています(笑)

森/と言うわけで、新規第4弾はバイパーIIなわけだが。

根/はい!バイパーIIですよ、バイパーII!!

森/君、今度は本当に自分が欲しいからって理由で決めたんじゃないだろうね…?

根/え!?違いますよ!そりゃ僕はバイパーII大好きですけど、そんなことだけで大事なラインナップは決めませんよ!!

森/いやぁ、今日はあんまりにも根本君がウキウキしてるから、ちょっとイジワルを(笑)まぁ、そのへんは例によって後日、根本君に語ってもらおうかね。

根/はい!で、今回はバイパーIIの原型についてですが、いかがでしょう、森さん?

森/いや~、バイパーIIに関しては、根本君の方が色々語りたいんじゃないの~?

根/え、は、いえ…、はい!

森/(笑)じゃぁ、どうぞ。

根/ば、バイパーIIっていうバーチャロイドはですね、僕が原型師時代に初めて丸ごと一体任された最初のアイテムでして、それだけに相当思い入れがあるんですよ!んでもって勢い余って試作型のバイパーIα、バイパーIβともにイベント出展用のガレージキットを作ったりしちゃいました!今回発表したバイパーIIも新ハイエンド準拠でそーとーカッコイイんですけど、バイパーIαの黒い機体もちょー大好きです。PS2版のOMGでバイパーIIを選択してカラー変更するとバイパーIαカラーになるんですよ!森さん知ってました?あと、4月14日掲載分のコメントって実は予告だったんですよ、気づいた方います?そうだ森さん、新ハイエンドCGでバイパーIα作って下さいよ!!なんなら僕が原型作ってキット化しちゃいますよ!(←無理)あとあと、ワンコイン『バーチャロン2nd』のバイパーIIも僕が原型作ったんですよ!もう、最高ですねバイパーIIは!!僕的には大満足です!!(←まだ発売してない)
あれ?原型についてあんまり語ってないっ!え~と今回のバイパーIIの原型は、かなりツッコミどころがないんじゃないですかね!元デザインから来る「可動範囲の制限」っていういつもの制約はあるんですが、ヒジ・ヒザは2重関節で対応してますし、脆弱なものにならないよう今回は特にオーソドックスな関節ギミックにしてます!

森/な、長いよ…。

根/ハアハア…す、すいません。で、森さんからは何か?

森/関節の話だけど、実際原型を見ると関節部周辺が特に細いデザインなんだよね、バイパーIIって。外装デザインだけじゃなくて、そのへんの華奢な感じもまたバイパーIIの「紙ヒコーキ」感を醸してる一因なのかな、と思ったね。けど原型では最大限しっかりとした構造にしてくれたから、触っててもそんなに不安はなかったよ。あと、バイパーIIって横から見ると、胸の前後長と背中の羽根のボリューム感が相まって、相当カッコいいな。これは原型になって初めて気が付いたわ。

根/そうなんですよね!OMG・テムジンの時は後ろ姿のカッコよさの話をしましたけど、バイパーIIは、更に横から見ても良いんですよ~。

森/いや~、実はオレ、こういう細身のメカってあんまり得意じゃないっていうか、カッコよさのツボが良くわかんない人だから、正直ハイエンドCGの時点で、モデリング的にイケてるんだかイケて無いんだか良く分かんなかったんだよね~。

根/え!そ、そんな今更…!?

森/でもね、今回こうして原型として立体になって初めて「ああ、大丈夫だった」って思えたよ。っていうか、超カッコいいな、バイパーII!!(笑)

根/でしょ~!!本当にバイパーIIはカッコいいんですよ!!

森/本当に君はバイパーIIが好きだよね。そーいや似てるよね、根本君、バイパーIIに。

根/は!?似てる、ですか?…えーと、嬉しくないことは無いんですが、どのへんがですか?

森/いや、なんかイメージ的にな…細いし、なんかひょうひょうとしてるし。…なんとなくわかんない?

根/は、はぁ…。そういう意味では森さんはライデンに似てますよね!でっかいし、破壊力ありますし(笑)

森/あー、まぁ、そうかも。…レーザー喰らってみる?

根/…即死するんで止めてください…(ガクブル)

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「パーフェクト・バイパー!」

コトブキヤ 「電脳戦機バーチャロン」プラモデルシリーズ新規アイテム第4弾は、「電脳戦機バーチャロン」より「バイパーII(Ver.1P)」です!
発表にあたりVO(バーチャロン)プロデューサー Dr.ワタリからメッセージをいただいております。ご覧下さい!

早いもので、コトブキヤのバーチャロン・シリーズも第4弾。
お題はOMG、バイパーII!

順当?

意外?

みなさんの印象はいかがでしょうか。
私の方はといえば、こうしてオラタン→OMGと交互にリリースされていくVR群を眺めていると、不思議な記憶の揺りもどしが体験できて、なかなか懐かしいものがあります。
バイパー、とにかくよく跳ねる機体ですよね!
身も蓋もない言い方で恐縮ですが、しかしこの跳ねっぷり、いまでこそ「まあこういうもんだろう」な風に板についている印象がありますけど、開発当初はジャンプ力の加減について良い落としどころが見つからず、苦労したものです。
一時期など、あまりにハイパワーすぎて、いったんジャンプすると一気に成層圏!というのは大袈裟でも、本来のステージがモニターの片隅にマッチ箱一個ぐらいの大きさにしか見えない……そんな外道なときもありました。
もうこうなると、一旦大空に舞いあがってしまえば、それまでの激しい戦いからスカっとスピンアウトした気分で、心静かな一人の時間を楽しめてしまうわけです。
それはそれで悪い気分ではなかったんですが、上昇→下降→着地までに3分以上かかってしまうようでは、地上に待たせている対戦の相方にも申し訳ないというか、「そもそもこれ、対戦になってないよね……?」なパフォーマンスということで、泣く泣く(?)パワーダウンへの道をたどることになりました。
とはいえあの跳躍力、それ単体でみると決して悪いものではなかったです。たとえば下降中、地面でイライラしながら待っている対戦相手がバヒュバヒュ弾を射ちあげてくるのですが、その弾幕の中をかいくぐって降りていく感じはまさに「降下兵!」な雰囲気で、今どきだったらFPSのミッションネタに使えそうでした。
そして特筆すべきはバイパー同士の対戦の時!互いにジャンプしあって降下中と上昇中の機体が交錯する一瞬なんて、それこそ文字通り刺し違えの攻防で生死が決まってしまうわけで、あのみぞおちがキュッとなるような緊張感は捨てがたいものがありました。
でも結局、様々な個性の混在する対戦ゲームとしてまとめあげようとすると、そういう「バイパーだけが楽しめる世界」が残される余地というものは残念ながら存在せず、ちょっと気の毒ではあったんですが、まあそれでも本人(機)はいたって元気にピョンピョン跳ねてますから、これはこれでよしとしましょう!
とはいえ、あの当時のビュンビュン上昇下降を繰り返していたバイパーのイメージはやっぱり捨てがたい!なんとかその片鱗だけでも残してあげたい!そう思った私は、一計を案じました。

勘の良いみなさんですから既に察しがついていると思うのですが……

まさに気分はパーフェクト!! 

バイパーにとっての「パーフェクト!」って、大地の束縛を振りきって舞いあがる、あの一瞬なんだろうな……という、せめてもの親心のつもりでした。
もちろん制作側のそんな思惑など、当時、実際にプレイされた皆さんにとっては関係なく、このパーフェクト勝利モーションにしても各人各様、さまざまなイメージを投影されていたと思います。ただ今回のキット化の話を伺ったとき、そしてオラタン→OMGと交互にリリースされていく流れのなかで、ふと記憶の揺りもどしがありまして、自分でも忘れていたバイパーIIの面影が甦ってきました。
こういうのもなにかの縁なのではないかと思い、書き連ねてみましたが、いかがでしょう。
かつてOMGに親しみ、バイパーIIを愛してくれた皆さんがこのキットを手に取るとき、それぞれの思いがまたリアルに結像する瞬間があることを祈ってます!

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