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「スペシネフ・色について」

成毛氏の「スペシネフ・ハイエンドCG開発秘話」に引き続いて、今回はスペシネフ塗装完成品について、為になる(?)お話です。

根/デェーヴィーール!…あ、すいません、まちがえました。森さん、今回はスペシネフの完成品について語りましょう。

森/はいはい、スペシネフ完成品ね。この前の「バーチャロン監修レポートinセガ」のマジメ版ってやつね?

根/監修レポは雰囲気をお伝えできれば、ってことで、今回は監修や打ち合わせの時に出た話を思い出しながら、皆さんが製品購入後に参考になるような話も織り込んでいきたいなと。

森/お、今回はマジメじゃん!

根/僕はいつもマジメですよ!では、さっそく。各色について取り上げてみましょー!まず、爪のグレーですが、これってシルバーなんですか?CGを見るとラメってるようにも見えるんですが。

森/うん、この手の色は難しいんだよね。「CGなりのメタリック」って模型にすると色んな表現ができちゃうし。

根/今回の完成品では、ライトグレーの上からパールを上掛けしてますが、こんな感じでどうでしょう…?

森/良いんじゃない?たしかに微妙なラメ感が出ていい感じになってるよね。

根/次はグリーン(黄緑)についてです。この色はいわゆる「差し色」ってやつですね。「鮮やさ」に気をつけてくれ、って言われましたね。

森/そうだったね。このグリーンは「テムジンの黄色」なんかと同じ、機体全体の配色が単調にならないうようにする要素があるわけだね。先の話だけど、塗装派の方はあまり色を混ぜない綺麗な色で塗ってほしいな。

根/そうですね、って発売はまだ先なので、発売前後でまたおさらいしましょー!で、つぎはこのブルーグリーンですが、こっちは逆に目立たせるとヘンになると。

森/さっきのグリーンと同じような「差し色」にしてしまうと、全体的に干渉してしまって、機体全体として安定感を欠いてしまうんだよね。このブルーグリーンは本体のダークブルーなんかと同じ「濃い色」グループとして色をつくるといいね。

根/はい。たしかここは監修でも修正が入って塗り直しましたよね。

森/コトブキヤのスタッフさんにはお手数かけて申し訳ないけど、基本的に塗装される方はこれが見本になるからねー。

根/大丈夫です!僕も妥協する気はないですから!

森/おお、頼もしいねぇ!細かいこだわりはキリがないけど、時間が許す限りはギリギリまで攻めたいしな!!

根/はい!あ、でも、できるだけやさしくお願いします…。で、今回、特徴的な3色を取り上げてみましたが、森さん的にはあと何かあります?

森/このブログのスペシネフ記事を読み返してももらうと分けるけど、スペシネフって「悪魔」「死神」ってキーワードがよくでてくるよね。でも、今回発売のDNAカラーはメインカラーが「ダークブルー」+「白」+「黄緑」っていうかなりポップなデザインっていう、そういうミスマッチ感とかバランス感覚とかを楽しんでもらえるといいかな~、と。

根/ああ、そういったお話はされたような気が…。あまり覚えてません…

森/こらっ!!(アイフリーサーでツッコミ)

根/いててて…。ていうか、大事な完成品なんだからツッコミに使わないでくださいよ!

森/じゃ、ツッコミ専用アイフリーサー(モード・サイズ)を作っておくように!

根/あ、なるほど!次回の監修までに用意しとき…って、そんなの渡したら、僕の頭、毎回血まみれじゃないですか~(泣)

ということで、スペシネフの完成品についてでした。根本も文字通り血のにじむような思いでやってますので、
6月発売「1/100スペシネフ(DNASIDE)」よろしくおねがいしま~す!

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「OMG・テムジン製作ワンポイント」

今回は、森氏の「OMG・テムジン超絶素組み」に対抗して、根本が製作ワンポイントを展開するそうですが…。

根/ダッシュ!ジャンプ&キャンセル!!で、もっかいジャンプからS.L.Cダ~イブ!!

森/おい…。

根/あ~、あいかわらずヤガランテは小さくならないと倒せないや…。

森/おいっ!

根/あ、森さんどうしたんですか?

森/「どうしたんですか?」じゃないよ!何やってんの?今回はOMG・テムジン製作ワンポイントだろ!

根/そうなんですけど。参考に、この前の森さんの「組んでみて…」を見直しましたけど、やりすぎですな、兄さん!

森/誰が兄さんだよ!あれはね、素組みでも「工作する楽しみ」ってやつを提案したわけ。ほら、マトモに作ると「エアブラシ」だ!「サーフェーサー」だ!って大騒ぎになるでしょ。

根/いや、別に大騒ぎじゃないですよ。普通ですよ、それくらい。

森/きっさま~っ!(元)原型師の感覚で物を言うなぁ~!!

根/ひぃ~、すいません!!まあ、いわゆる「モデラー」じゃない方は「塗装」はハードルですよね(ドキドキ)

森/…分かればよろしい。色々工夫すれば、塗装ができなくても模型の楽しさは広げられるよ、と。

根/わかりました。それを踏まえつついってみましょう。森さん的に「ここを解説してくれ」っていうのあります?

森/じゃ早速だけど一つ。OT・ライデンのときにクリアパーツの裏側にアルミシール貼るってのをやったじゃない?いわゆる眼の部分って非常に貼りにくいと思うんだけど。パーツ細かいし。

根/あ、それは僕も同感です。器用な方は眼の部分のクリアパーツの内側に丁寧にアルミシールは貼ってもらえればいいんですが、僕や森さんみたいな不器用な人たち(←元原型師)は、筆で銀を塗っちゃたほうが断然ラクです!

森/なんか、「逃げ」っぽいけど…いいのか?

根/厳密には反射が微妙に違いますけど、面積的にも小さいし、よほど雑に塗らなければ問題ないです!じつは「OT・ライデンを塗装しよう!」のシャドウライデンも眼の裏は「銀」筆塗りですよ。

森/微妙にはみ出しても、綿棒+うすめ液で拭けば良いってわけだな!(←拭き取り好き)

根/そうです!カッターの先でカリカリっと削っちゃっても良いですしね!(←削り好き)

森/なんか、「貼りにくい」の解決にはまったくなってない気がするが…。まぁ、自分のレベルに応じて臨機応変にね、ってことだな。

根/はい!筆塗りでも気にならないし。意外といい感じです。

森/じゃあ次は…核心に迫るけど、今回OMG・テムジンって黒い凹部分がパーツ分割の色分けで、前腕とか後ハメできないよねー?

根/お、ついにきましたね、それ。確かにその通りなんですけど。そこはズバリ「マスキング」です!

森/直球だなあ。とりあえず手順を説明しておくれ。

根/まずですね。中に入る「黒」パーツはつや消し黒で塗ってしまいます。

森/で?

根/で、外装の「白」も塗ってしまい、通常通り組み立てます。

森/ほうほう、組む前に白を塗っちゃうんだ。で、外装の合わせ目の処理は?無視?

根/ですからぁ~、ズバリ「マスキング」って言ったじゃないですか?ここからがコツで、黒い部分を覆い隠すわけですが、「白」と「黒」の境目ジャストにテープを貼るのは大変だし面倒なので、テープが外装の「白」にのっかってもOKな感じでラフに貼ります。

森/あ~、それから合わせ目を消して、その部分を中心に「サフ」→「白」とやり直すわけね。

根/そうです!合わせ目消しの作業が必要な部分だけはきっちりマスキングしてやって、あとの部分はラフでもOKです。マスキングテープをはがすと、やり直しの「白」と、さっき若干テープがはみ出た部分で色が繋がるって寸法です!

森/でもそれだと「白」の塗料どうしで、テープの段差が出るんじゃ…。

根/多少は出ますけど、エナメルシンナーをつけた綿棒でこすってやるとかなり馴染むんで、殆ど問題なくなります!

森/へぇ~、エナメルシンナーなんだ。コンパウンドじゃだめなの?

根/いいですけど、OMG・テムジンの場合「塗り分け部」=「隙間」ですから、コンパウンドが隙間に入るとえらく面倒なんで。エナメルシンナー綿棒は、結構使えますよ!

森/ふ~ん、なるほど。マスキングはするけど、神経を使ういわゆる「塗り分けライン」はキットの分割を活かしてラクしちゃう、ってワザだね。これで塗装派の皆さんも安心かな。…あれ?今回はこれだけ?

根/あとは、1月6日(火)掲載「OT・ライデン・本体無塗装お手軽フィニッシュ!!」も併せてご覧ください。

森/そうだね。アンダーゲート処理とか、無塗装クリアコートとかは共通だからね。

根/ですね。じゃあ今回のを参考にそろそろ森さんも塗装作例をひとつ。

森/ていうか、もう最近このオチばっかりだね。

根/でもでも~森さんが作ってくれないからですよう!

森/わかったよ!2Pカラーが商品化されたら作例やるよ!ジ○好きだし♪

根/え、塗装するなら今からでも出来るんじゃないですか、2Pカラー?

森/う…、そ、そういう身も蓋もない正論を冷静に言うなぁ!!その場のノリとか、勢いとか、そういう目に見えないのをもっと大切にだなッ…こう、見るんじゃない感じるんだ的な?フォースを使えとか?

根/森さん、もう意味が分かりません…(泣)

ということで、突然あっちの世界にイッてしまった森氏。作例は気長に待ちましょう~(笑)皆さんお楽しみに~

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「OMG・テムジン カラーバリエーション談義」

今回は、発売されたOMG・テムジンをネタに塗装バリエーション作例・妄想編です。

根/森さん、今回はOMG・テムジンのカラーバリエーション作例について妄想も交えて語りましょう。

森/まあ、塗装や改造のネタ探しだな。

根/そうです。そういえばライデンのころから言ってる、森さんの「ガサガサ艶消しジャーマングレー」はどうなったんですか?

森/キミもしつこいねー!ていうか、それはバリエーションじゃないし。

根/まあ、そうなんですけど。見たいじゃないですか!プロの腕ってやつを。

森/…そのうちにな。そうじゃなくて今回はバリエ機の紹介だろ!(怒って誤魔化す)

根/(に、逃げた…)では、軽いところから。2Pカラーですね。

森/これはもうおなじみだね。

根/この2Pカラーの「赤」っていうのは、やっぱり○ンダムに対するジ●なんですかね。

森/いくらなんでもそんな単純ではないだろ!。まあ、キャラクターのイメージを損なわず、しかも対(つい)になる配色ってやつだよね。

根/この2Pカラーって青い部分が「赤」になっただけに思われがちですが、じつは「白」部分も1Pカラーの暖色系から、寒色系に変更されてるんですよね。

森/そう、これもさっき言った「対」ってことだよね。

根/なるほど。次は、「3Pカラー」…ではなくて「練習機」です。

森/「練習機」ね。まあ、「青」「赤」とくれば「黄色」なんじゃないの。

根/さっきの「単純」になってしまいますが、いいんですか?!僕はずっとバイファ〇が元ネタだと思ってましたが。「練習機」で「黄色」だし。

森/それは…どうなんだろ。よくわからんな。

根/では独断で〇イファムが元ネタってことで決定です。では次、OMRの「シャドウ」ですが。

森/お、ここからは毛色が変わってくるね。「シャドウ」はよく見てもらうとわかるけど配色パターンが相当変則的なんだよね。

根/あ、ほんとだ。ノーマル1Pカラーだといわゆる「メカ色」の部分に「オレンジ」が配置されたりしてますね。

森/そう、だからコトブキヤが「シャドウ」を商品化しようとしても単純な成型色替えではやれないという…な、な!

根/ていうか、誰もやるとはいってませんが…。

森/まあ、いいじゃない。今回は「妄想編」なんでしょ。

根/そうですけど。あんまり勝手なこと言わないでください。皆さんが勘違いしちゃうじゃないですか!あとは「白虹騎士団」です。

森/これは?商品化?どうなの、どうなの?

根/だから、全然未定ですってば!(怒)でもこの「白虹」ってカッコイイですよね。「白虹」って各テムジンにありますけど、OMG・テムジンはこのシンプルさで一番好きかもです!

森/はあ。そんなに好きなら根本君、作っちゃえば良いじゃん。OMG・テムジンでも「塗装編」やるんでしょ?

根/いや、僕も最近多忙で…。あとマーキングがあるじゃないですか?大変そうだなーって…(弱腰)

森/たしかにこの2つは、マーキングがあるからちょっとハードルが高いよな。
それぞれのキット商品化は難しいかもしれんけど、コトブキヤから「デカールセット」とかは出せないの?

根/あ、いいですね!「シャドウ」と「白虹」で1セットとか?

森/いいねえ。「デカールセット」が発売されたら、さすがにオレも作例やるよ!

根/ほんとですか!?

森/いや、言ってみただけ…テヘッ♪

根/「テヘッ♪」って…。

ということで、森氏はなかなかプロの腕を見せてくれなさそうですが、
皆さんは今回の記事など参考に色々なOMG・テムジンに挑戦してくださいね!
ちなみに「デカールセット」も未定です(根本としてはぜひやりたいアイテムです)

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「売ってない!?」

今回は唐突に「予約」の話です。

森/あのな、根本君や。

根/は、はい、なんでしょう?

森/会社の同僚から「OT・ライデンもOMG・テムジンも、発売直後の週末に買いに行けど売り切れちゃってて店頭に商品がないんですよ~」って言われるんだが。あと、地方に住んでる友人にも「売り切れたらしいけど、次の入荷が来ないよ…」とか言われるし。

根/そ、そうなんですか?それは大変申し訳ありません…。

森/なんか、最近その手の話をよく聞く気がするんだけど、なんで欲しい人は居るのに店頭に商品がないってことが起こるんだ?

根/は、はい、それはコトブキヤのプラモデルメーカーとしての歴史の浅さ、力不足ゆえ、とでも言いましょうか…

森/なんかもったいない話だよね~。なんとかならないものかねぇ?

根/ええ、努力はしてるんですが、これがなかなか難しくてですね…。

森/う~ん、欲しいと思ってくれてる人にもっと手軽に入手してもらえて、更に店頭にもしばらくは並んでて「あ、こんなの出てるんだ!」って人の目にも止まると良いんだけどな~。なんたって、店頭に商品があるっていうのも立派なプロモーション手段なんだし…。

根/そうなんですよね。バーチャロンも「超メジャー」とまではいきませんから

森/知名度的には厳しいよねぇ。いくらXbox360版が出るからと言ってもオラタンが11年前、OMGに至っては14年前に出たゲームだからねぇ。黙っててもポンポン売れる、って物じゃないし…。

根/ええ、だからこうして森さんにもご協力いただいてプロモーション活動を続けてるんですよね!

森/プロモーションに関しては、もっと強化できる方法を考えるとして…よし!分かった!!みなさーん、このサイトを御覧になって下さっているみなさーん!!上でも話したように、欲しいと思って下さっているのに入手するのに苦労をされている方も多いと思います。また店頭に無いばかりに入手の機会を逃している方も居ると思います。そこで、このような状況を打破する為に、今後発売される予定のアイテムで「欲しい!絶対買う!!」と思ってるものがあったら、最寄のお店で予約をしていただけますよう、お願いいたします!!とりあえず直近ではスペシネフの受注締め切りが近いので、よろしければぜひ!

根/も、森さん!いきなり何を!?

森/だって、要するに、『行き先が決まってる予約分+店頭に並べておく分』がお店にあれば良いんだから、それが一番手っ取り早い方法じゃん?お店だって、予約の数から店頭に置く分を計算できるだろうから、商品の発注もしやすいんじゃない?

根/そ、そうですね。特に昨今はホビー関係だけでも相当な種類のアイテムが発売されてますから、小売店さんも一度売り切れちゃうとフォローしきれないっていう状況もあるみたいですし。

森/それもあるだろうね~。てなわけで、根本君も皆さんにお願いして!

根/し、しかし、それはあまりにも直接的すぎませんか…!?

森/今更なに言ってんの!?このサイトはプラモ開発の現場の状況を皆さんと共有して、一緒に盛り上げて行くためにやってるんじゃん?そんな中で、困ってるお客様がいるんだから体裁とか気にせず最善を尽す!!こんなこと、このサイトでなきゃできないよ!?

根/は、はい!そうですね!!

森/その上で、プロモーションの強化や皆さんに「ぜひ予約したい!」と思ってもらえるような仕組みを考えて行こうや。そのために近々ミーティングするよ!また6時間コースかなー?

根/はい!よろしくお願いします!!

森/お、今日は泣かないね?

根/泣いてる場合じゃありませんからね!!

森/よし!その意気だ!!(…強くなったな、友よ…)

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「OMG・テムジン壽屋企画者対談」

今回はセガ森氏は多忙とのことでお休みですので、お手軽なところで、身内ゲストを交えてOMG・テムジンについて色々語ります。

根/テムジンも発売になりましたので、製品版を見ながら色々語ろうと思いますが、森さんが多忙のことなので、身近なとこから相方を連れてきました。

淡路/あ、ど~も(ドキドキ)

根/え~と、僕と同じくコトブキヤでプラモデルの企画担当をしている淡路です。じゃ、自己紹介をお願いします。

淡/コトブキヤ・プラモデル企画担当、淡路です。主なところでは「アーマード・コア」や「ゾイド」などを担当してます!!あと、「ナデシコ」とか「ホイホイさん」とか、あれやこれや・・・。

根/いろいろ担当してますね。そういえばゲームの方の「バーチャロン」はやってました?

淡/そうですね。僕はOMGよりもオラタンのほうが直球世代なんですよ。じつは結構若いんです!

根/なるほど!そんな淡路くんに今回は、同じプラモ担当として、OMG・テムジンの感想を聞いてみようかと。

淡/はい。バーチャロンに関しては、となりの席で根本さんがいろいろやってるのを見てましたが僕は全くノータッチですんで、1ユーザーとして感想を言っていこうかなと。

根/実際に組んでくれました?

淡/はい、会社にサンプルがあったんでゲットしましたよ。

根/ゲット?…それはゲットではなくて…盗…

淡/ちゃんと言いましたよ!!

根/まあまあ。で、どうでした?

淡/このブログでも何回か出てますけど、色分割がすごいですよね。組むのは面白かったですけど。

根/ウチのキットは割と色分割こだわりまくりですけど、OMG・テムジンはかなりのレベルかなと。

淡/そうですよね。もう組み上げると「重い」っていう感じがします(笑)

根/まあ、実際、完成させると見た目の割に重くなるんですよ(笑)ほかには?

淡/あとは、僕の担当商品ではあまりやってないアンダーゲートとかは「おおっ!」と思いましたね。

根/たしかに。アンダーゲートはバーチャロン以前は殆どやってなかったですね。

淡/あとは、タグの記号の部分とか。抜いてあるじゃなですか~いいですよね。

根/そこか~!本体のほうで気になった部分とかある?

淡/肩の黄色いアーマーの可動とか、ひざ関節のフレームとか細かいギミックが色々あって楽しいですね。大きく外観が変わるようなものではないんですけど、マニア心をくすぐるというかちょっとニンマリな感じです。

根/なるほどね~。アンダーゲートや抜きタグはバーチャロンシリーズで試験的に取り入れてみたんだけど、特別な仕様ではないので他の商品にもフィードバックされていくと思います。

淡/僕の担当商品にも採用していきたいですね。とはいっても割と開発担当にお任せしちゃってるんで。

根/いやいや、そこは企画のほうからいろいろリクエストしていかないと!

淡/そうですよね。っていうか根本さんは拘りすぎな気が…。特にバーチャロンは。

根/そんなこと…あるけど(笑)まあまあ。こんなところでそろそろしめようと思うけど、最後に、今後のイチ押し商品とかあります?森さんもいないんで宣伝していっていいですよ!

淡/ホントですか?じゃあ、僕の担当でコトブキヤ初のオリジナルメカシリーズ「FRAMEARMS」がスタートしますんでよろしくお願いします!公式HPも開設されたのでこちらから遊びに来てください!

よろしくお願いしま~す!

ということで。今回はコトブキヤ・他シリーズの企画担当に来てもらいました。今後も様々な方を巻き込みつつ展開していきますので、お楽しみに~!!

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「バーチャロン監修レポートinセガ」

かなり唐突ではありますが、今回は根本がセガさんにて監修をしていただいている模様をお伝えします。

根/あ、森さん、おつかれさまです。

森/え~と…今日は何だっけ?

根/今日はスペシネフの完成品と、○○○の原型と、○○○の成型色の監修ですよ!

森/あ、すまん。そうだった。ちなみに○○○は適当なので文字数から推測しても無駄ですよ~。

根/だ、誰に言ってるんですか?今日は僕しかいませんが…。

森/え?気にしな~い、気にしな~い!で、色々見る前に「監修」についての説明を根本君から。

根/え?誰にですか?

森/いいからっ!

根/は、はい。「監修」というのはですね、原型や完成品について、版元さん(バーチャロンの場合はもちろんセガ)に承認を頂くために、現物を見ていただく打合わせのことです。

森/はい。よくできました!では、監修始めようか。

根/では、スペシネフの完成品から(ゴソゴソ)

森/どれどれ。あ、カラーチャートや資料も用意しないとね。

根/いかかですか?

森/お、なかなかいい感じじゃないの!グリーンもチャートで指定した色と同じになってるね。

根/はい。がんばって合わせましたよ!

森/他の色もいいんじゃないかな。資料ともイメージともあってるし。

根/でしょ~。もっと誉めてくださいよ~!もっと誉めて~!

森/調子にのるなぁ!オマエが塗ってる訳じゃないだろっ!


※アイフリーサー(モード・サイズ)でのツッコミは危険なのでやめましょう。

根/ひ~っ!ごめんなさい!原型師さんにがんばってもらいました~!

森/よし!分かればいんだよ。分かれば。

ス/じゃあ、二人とも仲直りの握手だ!

ガシッ!!!(固く握手)

森/これからもバーチャロン、がんばっていこうな!

根/はいっ!よろしくお願いします!でも今回、全然監修レポートになってませんけど。

森/まあ、いんじゃないかな。っていうかレポートっていっても実際、言えない事ばかりだし。○○○の原型監修や○○○の成型色のこととかね。

根/そうですね。でも、なんとなく監修の雰囲気は伝わったかと。

森/そうだね。じゃ、次回監修は○○○の完成品になるのかな。

根/そうですね。○○○の原型も上がってくれば一緒に持ってきます。

森/あ、○○○は適当なので文字数から推測しても無駄ですよ~。

根/また…森さん、いったい誰に…。

ということで、何となくではありますが、監修の感じは伝わったでしょうか?また何かトピックがあれば打合わせのレポートなどをお送りしたいと思いますのでお楽しみに!

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「OMG・テムジンを組んでみて…」

またまた勢い良くOMG・テムジンを組み上げてしまった森氏!さてさて、どんな感想を抱いたのでしょうか…?

根/今回は○ッキーじゃ無いんですね…。

森/OT・ライデンの時さんざん根本君にバカにされたからね~。

根/え!バ、バカにしたつもりは無いんですが…。

森/まぁいいや。それにちゃんと○ッキーで塗ったところもあるから安心なさい。

根/は、はぁ。ところで、いかがでしたでしょうか?OMG・テムジンの製品版は…?

森/うん、OT・ライデンと違って箱の大きさやパーツ数の多さ、っていう分かりやすいショックは無いんだけど組み始めるとキット内容の狂いっぷりや面白さがジワジワ来るね。で完成すると凄い充実感っていうか満足感があって、やっぱり「面白い♪」キットだったよ。

根/そうなんですよね!コトブキヤ社内でも、組み上がったのを見て初めて「おおっ!!」と思った、って人も多かったですね。

森/うん、やっぱり色分け分割のせいもあるけど、パーツとパーツの組み合わせで部品に『深さ』が出るのがいいのかもね。徐々にだけどパーツ精度も上がってきてるのも感じたし、ぜひ組んでみて皆さんにも感じて欲しいね~。写真じゃ伝わらなかったりするからね。

根/はい!…そういえば、前回「改造してみちゃおっかな~」とおっしゃってましたけど、どこか改造されたんですか?(…ドキドキ)

森/まず例によって、脚をハの字に開きやすくする為に画像の黒い部分を削ってみた。これは好みの問題で改造ってほどのことじゃないね。

森/あと組み上げてて、こうしたら面白いかな?って思ったんで、ヒザ周りをちょっとね。具体的にはヒザアーマーをスネから独立させてヒザ関節の方にくっつくように改造してみたよ。詳しくは画像を見ながらね。

根/あッ、本当だ!パーツの構成が変わってますね!!…こ、これはキットに対するダメ出しなんでしょうか…?(汗)

森/いや、ただ面白いかな~、って思って(笑)ハイエンドCGではキットと同じくヒザアーマーはスネに固定されてるから、キットの状態で全然OK。けど、これはオレが買った物なんだからオレの好きなように作ってみただけ。…ほら、ハセガワの747・テムジンもこんな感じになってるからOMG・テムジンでもやってみたらどうかな~、ってね。

根/なるほど~、自由に作れば良いってことですね!…あれ?これ右足の方はキットのままですか?

森/うん!一個作ったら気が済んじゃった(笑)

根/な、なんてフリーダムな…。

森/ひょっとして真似したいって人がいるかも知れないから、工作手順も紹介しようかね。

森/画像を順に見てくれればどうやったかは大体分かると思うけど、ポイントはいきなりバラバラにせずにキットの組み付けを生かして位置決め出来るように段取りしたってことかな?真っ直ぐ切るとかきちんと直角に接着するっていうスキルと同じくらい、段取りをするってことは模型制作において精度を上げたり、作業時間の短縮にとって大切なことなんだよね。

根/確かにそうですよね~。僕も原型師時代を思い出しますよ!

森/あと、ヒザアーマーをヒザ関節に固定する為の台座になる『コの字』のパーツはランナータグで作ったよ。幅も丁度いいしこれなら塗装もしなくていいからね♪

根/…なんだかお話をうかがってると、プロなんだか素人なんだか分からなくなってきますね…。

森/失礼な!オレは皆さんにも手軽に試してもらえるように、色々工夫してるんだよ!!

根/あ、その件ですが、前回、森さんの奥様もおっしゃってましたけど、そういう方向性でのナビゲートは大変ありがたいんですがそろそろモデラーとしてのフルパワーをですね…

森/ギクッ!あー、その話に繋がるんだ~。アレか、君と嫁とで共同戦線か?

根/そういうわけじゃありませんけど~、やっぱり見たいじゃないですか!

森/うん、自分もOT・ライデン、OMG・テムジンと組んでみて模型へのモチベーションが上がってきてるしねぇ。やっぱパチ組みでも実際手を動かすと、慣らし運転ができたって感じで、無理なく模型製作を生活サイクルに組み入れられるような気がしてきたよ!

根/お!いい傾向ですね~。コトブキヤのキットが『眠れる獅子』を起こしちゃった!って感じですか!?

森/いや、まだ寝ぼけてる(笑)あと獅子より猫がいいにゃー♪

根/…猫でも熊でもいいんで、早く起きて下さい~!!(泣)

いつになったら起きてくれるんでしょう…?(笑)皆さんはOMG・テムジンをお気軽にでも、じっくりとでも、自由に組んで楽しんで下さいニャー!!

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