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機体別 Archive
「バイパーII・原型を見て」
- 2009-04-28 (火)
- OMG・バイパーII | メッセージ
さて、今回は「新規アイテム第4弾 バイパーII」の原型について、森氏と根本が語ります。っていうか主に根本が語っています(笑)
森/と言うわけで、新規第4弾はバイパーIIなわけだが。
根/はい!バイパーIIですよ、バイパーII!!
森/君、今度は本当に自分が欲しいからって理由で決めたんじゃないだろうね…?
根/え!?違いますよ!そりゃ僕はバイパーII大好きですけど、そんなことだけで大事なラインナップは決めませんよ!!
森/いやぁ、今日はあんまりにも根本君がウキウキしてるから、ちょっとイジワルを(笑)まぁ、そのへんは例によって後日、根本君に語ってもらおうかね。
根/はい!で、今回はバイパーIIの原型についてですが、いかがでしょう、森さん?
森/いや~、バイパーIIに関しては、根本君の方が色々語りたいんじゃないの~?
根/え、は、いえ…、はい!
森/(笑)じゃぁ、どうぞ。
根/ば、バイパーIIっていうバーチャロイドはですね、僕が原型師時代に初めて丸ごと一体任された最初のアイテムでして、それだけに相当思い入れがあるんですよ!んでもって勢い余って試作型のバイパーIα、バイパーIβともにイベント出展用のガレージキットを作ったりしちゃいました!今回発表したバイパーIIも新ハイエンド準拠でそーとーカッコイイんですけど、バイパーIαの黒い機体もちょー大好きです。PS2版のOMGでバイパーIIを選択してカラー変更するとバイパーIαカラーになるんですよ!森さん知ってました?あと、4月14日掲載分のコメントって実は予告だったんですよ、気づいた方います?そうだ森さん、新ハイエンドCGでバイパーIα作って下さいよ!!なんなら僕が原型作ってキット化しちゃいますよ!(←無理)あとあと、ワンコイン『バーチャロン2nd』のバイパーIIも僕が原型作ったんですよ!もう、最高ですねバイパーIIは!!僕的には大満足です!!(←まだ発売してない)
あれ?原型についてあんまり語ってないっ!え~と今回のバイパーIIの原型は、かなりツッコミどころがないんじゃないですかね!元デザインから来る「可動範囲の制限」っていういつもの制約はあるんですが、ヒジ・ヒザは2重関節で対応してますし、脆弱なものにならないよう今回は特にオーソドックスな関節ギミックにしてます!
森/な、長いよ…。
根/ハアハア…す、すいません。で、森さんからは何か?
森/関節の話だけど、実際原型を見ると関節部周辺が特に細いデザインなんだよね、バイパーIIって。外装デザインだけじゃなくて、そのへんの華奢な感じもまたバイパーIIの「紙ヒコーキ」感を醸してる一因なのかな、と思ったね。けど原型では最大限しっかりとした構造にしてくれたから、触っててもそんなに不安はなかったよ。あと、バイパーIIって横から見ると、胸の前後長と背中の羽根のボリューム感が相まって、相当カッコいいな。これは原型になって初めて気が付いたわ。
根/そうなんですよね!OMG・テムジンの時は後ろ姿のカッコよさの話をしましたけど、バイパーIIは、更に横から見ても良いんですよ~。
森/いや~、実はオレ、こういう細身のメカってあんまり得意じゃないっていうか、カッコよさのツボが良くわかんない人だから、正直ハイエンドCGの時点で、モデリング的にイケてるんだかイケて無いんだか良く分かんなかったんだよね~。
根/え!そ、そんな今更…!?
森/でもね、今回こうして原型として立体になって初めて「ああ、大丈夫だった」って思えたよ。っていうか、超カッコいいな、バイパーII!!(笑)
根/でしょ~!!本当にバイパーIIはカッコいいんですよ!!
森/本当に君はバイパーIIが好きだよね。そーいや似てるよね、根本君、バイパーIIに。
根/は!?似てる、ですか?…えーと、嬉しくないことは無いんですが、どのへんがですか?
森/いや、なんかイメージ的にな…細いし、なんかひょうひょうとしてるし。…なんとなくわかんない?
根/は、はぁ…。そういう意味では森さんはライデンに似てますよね!でっかいし、破壊力ありますし(笑)
森/あー、まぁ、そうかも。…レーザー喰らってみる?
根/…即死するんで止めてください…(ガクブル)
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「パーフェクト・バイパー!」
- 2009-04-25 (土)
- OMG・バイパーII | メッセージ
コトブキヤ 「電脳戦機バーチャロン」プラモデルシリーズ新規アイテム第4弾は、「電脳戦機バーチャロン」より「バイパーII(Ver.1P)」です!
発表にあたりVO(バーチャロン)プロデューサー Dr.ワタリからメッセージをいただいております。ご覧下さい!
早いもので、コトブキヤのバーチャロン・シリーズも第4弾。
お題はOMG、バイパーII!
順当?
意外?
みなさんの印象はいかがでしょうか。
私の方はといえば、こうしてオラタン→OMGと交互にリリースされていくVR群を眺めていると、不思議な記憶の揺りもどしが体験できて、なかなか懐かしいものがあります。
バイパー、とにかくよく跳ねる機体ですよね!
身も蓋もない言い方で恐縮ですが、しかしこの跳ねっぷり、いまでこそ「まあこういうもんだろう」な風に板についている印象がありますけど、開発当初はジャンプ力の加減について良い落としどころが見つからず、苦労したものです。
一時期など、あまりにハイパワーすぎて、いったんジャンプすると一気に成層圏!というのは大袈裟でも、本来のステージがモニターの片隅にマッチ箱一個ぐらいの大きさにしか見えない……そんな外道なときもありました。
もうこうなると、一旦大空に舞いあがってしまえば、それまでの激しい戦いからスカっとスピンアウトした気分で、心静かな一人の時間を楽しめてしまうわけです。
それはそれで悪い気分ではなかったんですが、上昇→下降→着地までに3分以上かかってしまうようでは、地上に待たせている対戦の相方にも申し訳ないというか、「そもそもこれ、対戦になってないよね……?」なパフォーマンスということで、泣く泣く(?)パワーダウンへの道をたどることになりました。
とはいえあの跳躍力、それ単体でみると決して悪いものではなかったです。たとえば下降中、地面でイライラしながら待っている対戦相手がバヒュバヒュ弾を射ちあげてくるのですが、その弾幕の中をかいくぐって降りていく感じはまさに「降下兵!」な雰囲気で、今どきだったらFPSのミッションネタに使えそうでした。
そして特筆すべきはバイパー同士の対戦の時!互いにジャンプしあって降下中と上昇中の機体が交錯する一瞬なんて、それこそ文字通り刺し違えの攻防で生死が決まってしまうわけで、あのみぞおちがキュッとなるような緊張感は捨てがたいものがありました。
でも結局、様々な個性の混在する対戦ゲームとしてまとめあげようとすると、そういう「バイパーだけが楽しめる世界」が残される余地というものは残念ながら存在せず、ちょっと気の毒ではあったんですが、まあそれでも本人(機)はいたって元気にピョンピョン跳ねてますから、これはこれでよしとしましょう!
とはいえ、あの当時のビュンビュン上昇下降を繰り返していたバイパーのイメージはやっぱり捨てがたい!なんとかその片鱗だけでも残してあげたい!そう思った私は、一計を案じました。
勘の良いみなさんですから既に察しがついていると思うのですが……
まさに気分はパーフェクト!!
バイパーにとっての「パーフェクト!」って、大地の束縛を振りきって舞いあがる、あの一瞬なんだろうな……という、せめてもの親心のつもりでした。
もちろん制作側のそんな思惑など、当時、実際にプレイされた皆さんにとっては関係なく、このパーフェクト勝利モーションにしても各人各様、さまざまなイメージを投影されていたと思います。ただ今回のキット化の話を伺ったとき、そしてオラタン→OMGと交互にリリースされていく流れのなかで、ふと記憶の揺りもどしがありまして、自分でも忘れていたバイパーIIの面影が甦ってきました。
こういうのもなにかの縁なのではないかと思い、書き連ねてみましたが、いかがでしょう。
かつてOMGに親しみ、バイパーIIを愛してくれた皆さんがこのキットを手に取るとき、それぞれの思いがまたリアルに結像する瞬間があることを祈ってます!
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「スペシネフ・色について」
成毛氏の「スペシネフ・ハイエンドCG開発秘話」に引き続いて、今回はスペシネフ塗装完成品について、為になる(?)お話です。
根/デェーヴィーール!…あ、すいません、まちがえました。森さん、今回はスペシネフの完成品について語りましょう。
森/はいはい、スペシネフ完成品ね。この前の「バーチャロン監修レポートinセガ」のマジメ版ってやつね?
根/監修レポは雰囲気をお伝えできれば、ってことで、今回は監修や打ち合わせの時に出た話を思い出しながら、皆さんが製品購入後に参考になるような話も織り込んでいきたいなと。
森/お、今回はマジメじゃん!
根/僕はいつもマジメですよ!では、さっそく。各色について取り上げてみましょー!まず、爪のグレーですが、これってシルバーなんですか?CGを見るとラメってるようにも見えるんですが。
森/うん、この手の色は難しいんだよね。「CGなりのメタリック」って模型にすると色んな表現ができちゃうし。
根/今回の完成品では、ライトグレーの上からパールを上掛けしてますが、こんな感じでどうでしょう…?
森/良いんじゃない?たしかに微妙なラメ感が出ていい感じになってるよね。
根/次はグリーン(黄緑)についてです。この色はいわゆる「差し色」ってやつですね。「鮮やさ」に気をつけてくれ、って言われましたね。
森/そうだったね。このグリーンは「テムジンの黄色」なんかと同じ、機体全体の配色が単調にならないうようにする要素があるわけだね。先の話だけど、塗装派の方はあまり色を混ぜない綺麗な色で塗ってほしいな。
根/そうですね、って発売はまだ先なので、発売前後でまたおさらいしましょー!で、つぎはこのブルーグリーンですが、こっちは逆に目立たせるとヘンになると。
森/さっきのグリーンと同じような「差し色」にしてしまうと、全体的に干渉してしまって、機体全体として安定感を欠いてしまうんだよね。このブルーグリーンは本体のダークブルーなんかと同じ「濃い色」グループとして色をつくるといいね。
根/はい。たしかここは監修でも修正が入って塗り直しましたよね。
森/コトブキヤのスタッフさんにはお手数かけて申し訳ないけど、基本的に塗装される方はこれが見本になるからねー。
根/大丈夫です!僕も妥協する気はないですから!
森/おお、頼もしいねぇ!細かいこだわりはキリがないけど、時間が許す限りはギリギリまで攻めたいしな!!
根/はい!あ、でも、できるだけやさしくお願いします…。で、今回、特徴的な3色を取り上げてみましたが、森さん的にはあと何かあります?
森/このブログのスペシネフ記事を読み返してももらうと分けるけど、スペシネフって「悪魔」「死神」ってキーワードがよくでてくるよね。でも、今回発売のDNAカラーはメインカラーが「ダークブルー」+「白」+「黄緑」っていうかなりポップなデザインっていう、そういうミスマッチ感とかバランス感覚とかを楽しんでもらえるといいかな~、と。
根/ああ、そういったお話はされたような気が…。あまり覚えてません…
森/こらっ!!(アイフリーサーでツッコミ)
根/いててて…。ていうか、大事な完成品なんだからツッコミに使わないでくださいよ!
森/じゃ、ツッコミ専用アイフリーサー(モード・サイズ)を作っておくように!
根/あ、なるほど!次回の監修までに用意しとき…って、そんなの渡したら、僕の頭、毎回血まみれじゃないですか~(泣)
ということで、スペシネフの完成品についてでした。根本も文字通り血のにじむような思いでやってますので、
6月発売「1/100スペシネフ(DNASIDE)」よろしくおねがいしま~す!
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「スペシネフ・ハイエンドCG開発秘話」
今回はセガ 成毛氏による「スペシネフ・ハイエンドCG開発秘話」です!
なにやら大変な苦労をされたようですが…?
(コトブキヤ スペシネフの開発に使われた最新ハイエンドCGです!)
「デェヴィーーーーールゥ!」
ども。デビ○マンやウ○ーカーマシン、量産型ズ○ックが大好物な成毛です。
なのでデビルでメカで爪な「スペシネフ」は、私にとってはたまらない直球ど真ん中素材なのです。
亙さんの話の中でもなかなかデザインがなかなか決まらなかった的な事が書かれていましたが、ギラドラスヘッドバージョンのラフが来たときには「むふぉーーー!!俺にこいつのあれやこれやをやらせてくれぇ!」と叫びまくって、スペシネフに関するいろいろな仕事をさせてもらいました。
と言うわけで、ゲームモデルやモーション製作など、ゲーム本編の仕事が終わったら今度はスペシネフのハイエンドモデル作りへ。
で、その時の苦労話をすれば良いんですね!
苦労話、苦労話…苦労、そうなんだよ本当に苦労したんだよ。思い返してたら泣けてくるような事だらけで。
・線画から立体への変換作業
・デザイン画のない部分のデザイン化
・似てる似てない
・格好良いか悪いか
・筋彫りひとつも全体の中で適正な幅や深さか
ざっとこんな感じのものはCG、模型にかかわらず必要な要素で、更にCGでのみ発生する問題なども解決して行かなければなりません。
自身の作業中にも自分の”見る目”でダメ出ししてリテイクをするわけですがこれでバッチリくらいに思って周りに見せると「ここがもっとこうかな」とか「なんか違う」などと指摘され修正。さすがにこれを何度もやっていると自分でも少し”見る目”能力が上がってきたりしますが、すると修正したいところが新たに出てきてしまったりして放っておけないのでまた修正。
一言に修正といってもどれくらいの労力なの?と思われるかもしれません。模型好きな方が見られるのでわかりやすい(?)表現してみましょう。
スジボリが結構入っている太ももパーツを延長する必要があった場合、とりあえず1mm厚のプラ版で延長してスジボリの彫り直しを行い、サフ吹きして1000番の耐水ペーパーで仕上げまで行った後で、1mmでは足りなかったことが判明する。
で、また修正するわけですが、またほぼ同じ事をやり直し、そこでまだ0.5mm足りなかったことが判明、また修正してようやく長さが適正になったそのパーツを塗装し、クリアーコートまでしたところで、今度はスジボリの修正依頼が…といった具合でした。
仮に森君が最初の時点で「2.5mm延長だな」と的確に判断出来て、格好良い筋彫りもイメージ出来ていた場合、製作時間の違いはどれくらいかは明らかです。
会社から給料もらって仕事している以上、本来それほど時間をかけてはいけないのですが、かなりの時間を使わせてもらいました。
模型誌の表紙を飾るような面々がものを作り出す横で、アマチュアモデラーレベルの人間が、彼らの作ったものと並べても許せる程度のものを作り出すというのは本当に大変でした。ですが、こうした事を経験して行くと自身の”見る目”を含めた能力が上がっていくことが実感できるのです。
問題点を指摘され、「え~そうか?」と半信半疑で修正したものを数ヵ月後に見て「あぁ、本当だ。」といった具合に。
で、それだけ苦労したモデルがある日、目の前に持ってこられたわけですよ。サフ吹き状態の原型として。いやぁ、笑っちゃいましたね。その精度に。
こんな薄いスリットがそのまま?とかもあったりして。(我ながらディテールに目がいきがち)で、触ってみたところ、もういろんなところが手にぶっささりまくりです。
PL法とか大丈夫なの?って感じで。感心して見とれていると森君がダメ出しとかを始めるわけですよ。で、指摘箇所とかはなるほどおっしゃる通り。
「あんたスゲェよ!神だよ!化けもんだよ!っていうかどっちなんだよ!もうわけわかんねぇよ!」みたいな。
私の作った、つたないモデルもきちんと森君らの修正(CGモデルも)を経ていますので、皆さんの手にするものは更に良いものになっている事間違い無しです。
そういえばXbox360版のオラタンも配信されるわけですが、設定通りのDNA、RNAカラーも良いですが、皆さんにはカラーカスタマイズの機能で作ったマイカラーのスペシネフもぜひ作ってみて欲しいですね。きっと特別な愛着が湧くと思いますよ!
私もドリームキャスト版の時にデビ○マンカラーにカスタマイズしたものです。今度はプラモで作ってみようかな?
では今回はこのへんで。去り際は、「今日もどこかでスペシネフ~」って感じで!(JAS○ACとかの規定は知らん!!)
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「OMG・テムジン製作ワンポイント」
今回は、森氏の「OMG・テムジン超絶素組み」に対抗して、根本が製作ワンポイントを展開するそうですが…。
根/ダッシュ!ジャンプ&キャンセル!!で、もっかいジャンプからS.L.Cダ~イブ!!
森/おい…。
根/あ~、あいかわらずヤガランテは小さくならないと倒せないや…。
森/おいっ!
根/あ、森さんどうしたんですか?
森/「どうしたんですか?」じゃないよ!何やってんの?今回はOMG・テムジン製作ワンポイントだろ!
根/そうなんですけど。参考に、この前の森さんの「組んでみて…」を見直しましたけど、やりすぎですな、兄さん!
森/誰が兄さんだよ!あれはね、素組みでも「工作する楽しみ」ってやつを提案したわけ。ほら、マトモに作ると「エアブラシ」だ!「サーフェーサー」だ!って大騒ぎになるでしょ。
根/いや、別に大騒ぎじゃないですよ。普通ですよ、それくらい。
森/きっさま~っ!(元)原型師の感覚で物を言うなぁ~!!
根/ひぃ~、すいません!!まあ、いわゆる「モデラー」じゃない方は「塗装」はハードルですよね(ドキドキ)
森/…分かればよろしい。色々工夫すれば、塗装ができなくても模型の楽しさは広げられるよ、と。
根/わかりました。それを踏まえつついってみましょう。森さん的に「ここを解説してくれ」っていうのあります?
森/じゃ早速だけど一つ。OT・ライデンのときにクリアパーツの裏側にアルミシール貼るってのをやったじゃない?いわゆる眼の部分って非常に貼りにくいと思うんだけど。パーツ細かいし。
根/あ、それは僕も同感です。器用な方は眼の部分のクリアパーツの内側に丁寧にアルミシールは貼ってもらえればいいんですが、僕や森さんみたいな不器用な人たち(←元原型師)は、筆で銀を塗っちゃたほうが断然ラクです!
森/なんか、「逃げ」っぽいけど…いいのか?
根/厳密には反射が微妙に違いますけど、面積的にも小さいし、よほど雑に塗らなければ問題ないです!じつは「OT・ライデンを塗装しよう!」のシャドウライデンも眼の裏は「銀」筆塗りですよ。
森/微妙にはみ出しても、綿棒+うすめ液で拭けば良いってわけだな!(←拭き取り好き)
根/そうです!カッターの先でカリカリっと削っちゃっても良いですしね!(←削り好き)
森/なんか、「貼りにくい」の解決にはまったくなってない気がするが…。まぁ、自分のレベルに応じて臨機応変にね、ってことだな。
根/はい!筆塗りでも気にならないし。意外といい感じです。
森/じゃあ次は…核心に迫るけど、今回OMG・テムジンって黒い凹部分がパーツ分割の色分けで、前腕とか後ハメできないよねー?
根/お、ついにきましたね、それ。確かにその通りなんですけど。そこはズバリ「マスキング」です!
森/直球だなあ。とりあえず手順を説明しておくれ。
根/まずですね。中に入る「黒」パーツはつや消し黒で塗ってしまいます。
森/で?
根/で、外装の「白」も塗ってしまい、通常通り組み立てます。
森/ほうほう、組む前に白を塗っちゃうんだ。で、外装の合わせ目の処理は?無視?
根/ですからぁ~、ズバリ「マスキング」って言ったじゃないですか?ここからがコツで、黒い部分を覆い隠すわけですが、「白」と「黒」の境目ジャストにテープを貼るのは大変だし面倒なので、テープが外装の「白」にのっかってもOKな感じでラフに貼ります。
森/あ~、それから合わせ目を消して、その部分を中心に「サフ」→「白」とやり直すわけね。
根/そうです!合わせ目消しの作業が必要な部分だけはきっちりマスキングしてやって、あとの部分はラフでもOKです。マスキングテープをはがすと、やり直しの「白」と、さっき若干テープがはみ出た部分で色が繋がるって寸法です!
森/でもそれだと「白」の塗料どうしで、テープの段差が出るんじゃ…。
根/多少は出ますけど、エナメルシンナーをつけた綿棒でこすってやるとかなり馴染むんで、殆ど問題なくなります!
森/へぇ~、エナメルシンナーなんだ。コンパウンドじゃだめなの?
根/いいですけど、OMG・テムジンの場合「塗り分け部」=「隙間」ですから、コンパウンドが隙間に入るとえらく面倒なんで。エナメルシンナー綿棒は、結構使えますよ!
森/ふ~ん、なるほど。マスキングはするけど、神経を使ういわゆる「塗り分けライン」はキットの分割を活かしてラクしちゃう、ってワザだね。これで塗装派の皆さんも安心かな。…あれ?今回はこれだけ?
根/あとは、1月6日(火)掲載「OT・ライデン・本体無塗装お手軽フィニッシュ!!」も併せてご覧ください。
森/そうだね。アンダーゲート処理とか、無塗装クリアコートとかは共通だからね。
根/ですね。じゃあ今回のを参考にそろそろ森さんも塗装作例をひとつ。
森/ていうか、もう最近このオチばっかりだね。
根/でもでも~森さんが作ってくれないからですよう!
森/わかったよ!2Pカラーが商品化されたら作例やるよ!ジ○好きだし♪
根/え、塗装するなら今からでも出来るんじゃないですか、2Pカラー?
森/う…、そ、そういう身も蓋もない正論を冷静に言うなぁ!!その場のノリとか、勢いとか、そういう目に見えないのをもっと大切にだなッ…こう、見るんじゃない感じるんだ的な?フォースを使えとか?
根/森さん、もう意味が分かりません…(泣)
ということで、突然あっちの世界にイッてしまった森氏。作例は気長に待ちましょう~(笑)皆さんお楽しみに~!
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「OMG・テムジン カラーバリエーション談義」
今回は、発売されたOMG・テムジンをネタに塗装バリエーション作例・妄想編です。
根/森さん、今回はOMG・テムジンのカラーバリエーション作例について妄想も交えて語りましょう。
森/まあ、塗装や改造のネタ探しだな。
根/そうです。そういえばライデンのころから言ってる、森さんの「ガサガサ艶消しジャーマングレー」はどうなったんですか?
森/キミもしつこいねー!ていうか、それはバリエーションじゃないし。
根/まあ、そうなんですけど。見たいじゃないですか!プロの腕ってやつを。
森/…そのうちにな。そうじゃなくて今回はバリエ機の紹介だろ!(怒って誤魔化す)
根/(に、逃げた…)では、軽いところから。2Pカラーですね。
森/これはもうおなじみだね。
根/この2Pカラーの「赤」っていうのは、やっぱり○ンダムに対するジ●なんですかね。
森/いくらなんでもそんな単純ではないだろ!。まあ、キャラクターのイメージを損なわず、しかも対(つい)になる配色ってやつだよね。
根/この2Pカラーって青い部分が「赤」になっただけに思われがちですが、じつは「白」部分も1Pカラーの暖色系から、寒色系に変更されてるんですよね。
森/そう、これもさっき言った「対」ってことだよね。
根/なるほど。次は、「3Pカラー」…ではなくて「練習機」です。
森/「練習機」ね。まあ、「青」「赤」とくれば「黄色」なんじゃないの。
根/さっきの「単純」になってしまいますが、いいんですか?!僕はずっとバイファ〇が元ネタだと思ってましたが。「練習機」で「黄色」だし。
森/それは…どうなんだろ。よくわからんな。
根/では独断で〇イファムが元ネタってことで決定です。では次、OMRの「シャドウ」ですが。
森/お、ここからは毛色が変わってくるね。「シャドウ」はよく見てもらうとわかるけど配色パターンが相当変則的なんだよね。
根/あ、ほんとだ。ノーマル1Pカラーだといわゆる「メカ色」の部分に「オレンジ」が配置されたりしてますね。
森/そう、だからコトブキヤが「シャドウ」を商品化しようとしても単純な成型色替えではやれないという…な、な!
根/ていうか、誰もやるとはいってませんが…。
森/まあ、いいじゃない。今回は「妄想編」なんでしょ。
根/そうですけど。あんまり勝手なこと言わないでください。皆さんが勘違いしちゃうじゃないですか!あとは「白虹騎士団」です。
森/これは?商品化?どうなの、どうなの?
根/だから、全然未定ですってば!(怒)でもこの「白虹」ってカッコイイですよね。「白虹」って各テムジンにありますけど、OMG・テムジンはこのシンプルさで一番好きかもです!
森/はあ。そんなに好きなら根本君、作っちゃえば良いじゃん。OMG・テムジンでも「塗装編」やるんでしょ?
根/いや、僕も最近多忙で…。あとマーキングがあるじゃないですか?大変そうだなーって…(弱腰)
森/たしかにこの2つは、マーキングがあるからちょっとハードルが高いよな。
それぞれのキット商品化は難しいかもしれんけど、コトブキヤから「デカールセット」とかは出せないの?
根/あ、いいですね!「シャドウ」と「白虹」で1セットとか?
森/いいねえ。「デカールセット」が発売されたら、さすがにオレも作例やるよ!
根/ほんとですか!?
森/いや、言ってみただけ…テヘッ♪
根/「テヘッ♪」って…。
ということで、森氏はなかなかプロの腕を見せてくれなさそうですが、
皆さんは今回の記事など参考に色々なOMG・テムジンに挑戦してくださいね!
ちなみに「デカールセット」も未定です(根本としてはぜひやりたいアイテムです)
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「OMG・テムジン壽屋企画者対談」
今回はセガ森氏は多忙とのことでお休みですので、お手軽なところで、身内ゲストを交えてOMG・テムジンについて色々語ります。
根/テムジンも発売になりましたので、製品版を見ながら色々語ろうと思いますが、森さんが多忙のことなので、身近なとこから相方を連れてきました。
淡路/あ、ど~も(ドキドキ)
根/え~と、僕と同じくコトブキヤでプラモデルの企画担当をしている淡路です。じゃ、自己紹介をお願いします。
淡/コトブキヤ・プラモデル企画担当、淡路です。主なところでは「アーマード・コア」や「ゾイド」などを担当してます!!あと、「ナデシコ」とか「ホイホイさん」とか、あれやこれや・・・。
根/いろいろ担当してますね。そういえばゲームの方の「バーチャロン」はやってました?
淡/そうですね。僕はOMGよりもオラタンのほうが直球世代なんですよ。じつは結構若いんです!
根/なるほど!そんな淡路くんに今回は、同じプラモ担当として、OMG・テムジンの感想を聞いてみようかと。
淡/はい。バーチャロンに関しては、となりの席で根本さんがいろいろやってるのを見てましたが僕は全くノータッチですんで、1ユーザーとして感想を言っていこうかなと。
根/実際に組んでくれました?
淡/はい、会社にサンプルがあったんでゲットしましたよ。
根/ゲット?…それはゲットではなくて…盗…
淡/ちゃんと言いましたよ!!
根/まあまあ。で、どうでした?
淡/このブログでも何回か出てますけど、色分割がすごいですよね。組むのは面白かったですけど。
根/ウチのキットは割と色分割こだわりまくりですけど、OMG・テムジンはかなりのレベルかなと。
淡/そうですよね。もう組み上げると「重い」っていう感じがします(笑)
根/まあ、実際、完成させると見た目の割に重くなるんですよ(笑)ほかには?
淡/あとは、僕の担当商品ではあまりやってないアンダーゲートとかは「おおっ!」と思いましたね。
根/たしかに。アンダーゲートはバーチャロン以前は殆どやってなかったですね。
淡/あとは、タグの記号の部分とか。抜いてあるじゃなですか~いいですよね。
根/そこか~!本体のほうで気になった部分とかある?
淡/肩の黄色いアーマーの可動とか、ひざ関節のフレームとか細かいギミックが色々あって楽しいですね。大きく外観が変わるようなものではないんですけど、マニア心をくすぐるというかちょっとニンマリな感じです。
根/なるほどね~。アンダーゲートや抜きタグはバーチャロンシリーズで試験的に取り入れてみたんだけど、特別な仕様ではないので他の商品にもフィードバックされていくと思います。
淡/僕の担当商品にも採用していきたいですね。とはいっても割と開発担当にお任せしちゃってるんで。
根/いやいや、そこは企画のほうからいろいろリクエストしていかないと!
淡/そうですよね。っていうか根本さんは拘りすぎな気が…。特にバーチャロンは。
根/そんなこと…あるけど(笑)まあまあ。こんなところでそろそろしめようと思うけど、最後に、今後のイチ押し商品とかあります?森さんもいないんで宣伝していっていいですよ!
淡/ホントですか?じゃあ、僕の担当でコトブキヤ初のオリジナルメカシリーズ「FRAMEARMS」がスタートしますんでよろしくお願いします!公式HPも開設されたのでこちらから遊びに来てください!
根・淡/よろしくお願いしま~す!
ということで。今回はコトブキヤ・他シリーズの企画担当に来てもらいました。今後も様々な方を巻き込みつつ展開していきますので、お楽しみに~!!
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