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機体別 Archive
「OMG・テムジン 関節機構の「ウリ」について」
今回は発売を間近に控えたOMG・テムジンの関節ギミックなどについて開発担当・青木に色々語ってもらいます。
おひしぶりです。コトブキヤ・バーチャロン開発担当の青木です。
成型色や、パッケージ、説明書などについては、既に森さんや根本さんが色々語ってくれてますので、今回は僕が関節・ギミック関係について語ってみたいと思います。
OMG・テムジンですが、デザインを見ていただければお分かりの通り関節周り大きく開いたデザインなので、あまり苦労せずにかなりの可動範囲を確保する事ができました。ただ、肘や膝がよく動いても胴体周りもしっかり動かなければ意味が無くなってしまうので、それらを活かす為の肩関節の可動範囲を広げる引き出し関節と股関節を下に動かすスライド機構を仕込んでみました。
肩の引き出し関節は前々から試してみたかったもので、引き出すことで腕の前後スイングと、肩口にある上方向に曲がる軸で肩の入ったアクションを取らせる事が可能になりました。
やはりポーズをとらせる上で肩の位置は重要なポイントですので、ここは拘ってみました。
さらにワンポイントして、肩部外側のアーマー(黄色い部分)が跳ね上がるというギミックも、今回セガさんとの話し合いの上、新たに設定させて頂きました。みなさん如何でしょうか?
次に股関節のスライド機構ですが、軸を下げる事により太股の可動範囲を広げ90°まで上げることが出来るようになりました。これも深く踏み込んだポーズをとらせるのに一役買っています。
また膝関節は、ロボットプラモデルでは割と一般的になった2重関節としまして、既にそれだけで相当な可動範囲を確保できたのですが、正座をとらせる様なかたちで膝を曲げると膝上部に空間ができてしまうことが予想されたので、それを緩和する為、膝関節前部のフレームを切り離し独立可動としてあります(残念ながら連動可動ではないですが)
などなど、OMG・テムジンはオーソドックスな外観の中にも様々な工夫を凝らしてあるのです!
「バーチャロン」は多彩なアクションが展開されるゲームなので、このOMG・テムジンを手に取っていただいた方には、様々なポーズをとらせて遊んでいただきたいです。その中で、「この関節いいな~」と一瞬でも思っていただけたら作り手としても嬉しい限りです。
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「OMG・テムジン 付属品についてあれこれ」
発売が迫ってきたOMG・テムジン、今回はOT・ライデン同様デカール&説明書についてのお話です。
森/春だね~。OMG・テムジンもそろそろ発売だね~。
根/あ、森さん。そういえば商品状態のサンプルがとどきましたよ。
森/3月発売だから、すでにこの状態になってるわけね。今回は、成型品以外の部分を見てみようか。
根/はい!まずはデカールですね。こんな感じです。
森/当り前のように「こんな感じ」とか言ってるけど、デカールってどうやって作ってるの?
根/まずセガさんから、各マーキングのデータをもらいまして、それを元に社内で、原型とCG資料とを見比べながら大きさを決めていきます。
森/そうなんだよね。当然セガのほうにはコトブキヤの1/100プラキットに合わせてあるデータなんか無いからね。
根/社内で大きさを調整したものをさらに紙で印刷して、ハサミで切って両面テープで原型に貼って確認するという…。
森/なんかすごいアナログだなあ!
根/まあ、そうなんですけど。これが確実かなと。
森/それで各々の大きさなんかを調整して、正式な版下になると。
根/はい。 本番前テスト印刷がこんな感じで来たりします。
森/ふ~ん。こういうのは普通見れないから面白いよね。次は、説明書だけど。
根/説明書も当然完成してまして、こんな感じです。
森/詳しくは商品を買って見てくださいね。 ってことだね。
根/そうですね。ここではこれくらいの画像でご勘弁ということで。
森/説明書のほうで、苦労話とかある?
根/機体解説部分については、セガさんにかなりお願いしちゃってます。組み立て部分は、設計・生産を行う「開発」チームはやってくれてますので…。
森/…ということは、根本君は何もやってないと!!
根/そ、そんなことないですよ!カラーガイドの構成を考えたり、校正をしたり…
森/なんだかな~。そういえば、カラーガイドはテムジンから若干テイストが変わってるんだよね。
根/ ライデンのときはハイエンドCGをそのまま配置しましたが、塗装をするときに分かりやすいように、色は単色ベタにしようという話になりましたね。
森/ そうそう。ただそれだと、逆に「絵」として変になりそうだったので最低限の陰影をつけたんだよ。
根/色々お手数をおかけしてます。
森/それは全然かまわないんだけど、説明書ひとつにしても色々な方々の協力でできてるってことだよね。
根/そうなんですよ!今回それが言いたかったことです!
森/まあ、根本君の貢献の無さはさておいて、こんな感じで作ってることも知っててもらえると、プラモデル製作もより楽しめると思いますので、OMG・テムジンをお楽しみに!!
根/(あ、全部言われた~!)お、お楽しみに~!!
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「OT・ライデンを塗装しよう (最終回)」
2月20日掲載のライデン塗装編の続きでございます。今回でついに完成するらしいですが…。
森/え~と、前回はクリア吹きまでだっけ?
根/一応全パーツの塗装まで終って、デカール貼り、クリア吹きまでですね。
森/でさ~、実は作例開始から気になってたんだけど、クリアパーツ部分はどうーすんの?「シャドウ」は赤だけどキットにはグリーンのランナーしか入ってないよ…。
根/それについては、悩んだんですが、今回特別に「無色透明」のPランナーを工場に頼んで作ってもらいました。
森/え、それって見てる皆さんが、マネできないって事じゃん(怒)!!
根/す、すいません!今回はとりあえず作例ってことで勘弁を…。
森/販売は無理かもしれんが、なんか考えてよ。
根/わかりました。皆さんのご要望があれば検討してみます。
森/頼むよ~。で、これをクリアレッドにするわけね。
根/はい。色はハセガワさんのテムジン747シャドウのものを参考にしつつ、クリアレッド+クリアオレンジ7:3くらいの配合で塗ってみました。
森/例によってアルミシールを裏に貼ったあとで、本体にはめ込み?
根/そうです。「お手軽フィニッシュ」と同じですね。あとはエナメルのつや消し黒で凹部分塗りつぶし&スミ入れ、これも同様です。
森/そのあと全体を組み上げて完成?
根/はい!やっと完成です。見てください!
森/ふ~ん、結構イメージ変わるもんだね。どう?完成させての感想としては。
根/とりあえず自画自賛しておくと、かなりカッコイイですね!でも実際大変でした、パーツが多くて…。
森/またその話かい!それは自業自得でしょ!そのほかに苦労した点とかある?
根/実は、その「パーツの多さによる作業量」以外は、かなり問題なく進めました。前回にあった「後からヒケが発覚!」とかはあったんですけどね。それ以外はマスキングもほとんど行ってないので楽でしたよ。
森/マスキング塗装は、根本君オリジナルのスネの塗り分け部分とか、それくらい?
根/はい、あとVコンバータの赤い三角のみですね。
森/そういった点は、バラバラ分割のメリットだよね。パーツごとに塗ってしまえばここまでの塗り分けになるわけだからイイよね。他に何かポイントある?
根/あとは、今回ワンポイントで「メッキシルバー」を使ってます。肩全面のメカパーツと、腿上部のメカパーツですね。
森/質感の違うパーツがワンポイントあると、映えるよね。オレが現役だったころは塗ったあとで磨く「メタルカラー」だったけどな。あと、組み立ては特に問題なかった?
根/今回、僕は大丈夫だったんですが、パーツごとに塗装した後で、そのまま組み立てると接続部がきつくて「接続される側のパーツが割れる」というトラブルが予想されるので、接続部分の凸やピンの塗膜は削っておくといいですね。
森/なるほど。順番的には「今かよ」って気もするけど。それはさておき、とりあえず「塗装編」はこれにて終了でいいかな。
根/はい。大変でしたけど楽しかったです。皆さんも是非「色替え」にチャレンジしてみてください!
森/つぎは、白&黄色の「ライデン試験型」作ってくれるんだよね(笑)
根/え~、僕は一体作りましたから、次は森さんの「ガサガサツヤ消しジャーマングレー」ですよね!
森/え~と…ま、まあ、そのうちにな(汗) ていうか次はOMG・テムジンだろ。
根/じゃあテムジンでもいいですよ!!
森/うーん、やりたいのはやまやまなんだけど…。
根/じゃあ、いつとは言いませんから、そのうち凄いのをお願いしますよ!!
森/うー、あー…善処します…。(さすが一体仕上げただけあって今日は強気だな、根本君…。だがモデラーとして、それもまた好し!!)
というわけで、森氏が作例をやってくれるかはさておき、ブログ内連載による「OT・ライデン シャドウカラー作例」いかがだったでしょうか?最後にノーマル版とのツーショットをお届けしてお別れします!
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「第三弾・スペシネフ」原型公開!!
スペシネフついに原型できました!
というわけで原型製作にまつわるアレやコレやをAM3研 森氏と企画担当 根本が語ります!
森/いやー、こうして立体にしてみるとランチャー長いな~。
根/はい。凄く…長いです…。
森/しかし、つくづくスペシネフって、けれん味に溢れたデザインだよねぇ。人気があるのも分かるわ。これとグリス・ボックとかが、すんなり同居できちゃうんだからバーチャロン(オラタン)ってスゲェよなぁ(笑)
根/『ビジュアルインパクトがある事も必要とされる兵器』って言う設定が絶妙ですよね!
森/お、ちゃんとバーチャロンの世界観についても勉強してるじゃん♪
根/はい!お任せください!
森/てなわけで、第三弾はスペシネフだけど、これまでのOT・ライデン、OMG・テムジンはプラモデルとしては割とスタンダードなロボットの文脈に納めることができたと思うんだけど、こいつは大変なんじゃない?
根/確かにそうですね。特に胴体のフレーム周りとかは「ここしか接点ないの?」みたいな感じで、プラモデルとして「安定感」を出すのが課題ですね。関節なんかも「良く動く」ようにするには関節を増やせばいいんですが、それだと変にポーズが付きすぎて「決まらない」とかありますよね。逆に関節を単純化すると「安定感」は増すけど、「動かな~い!」ってなりますし。
森/そのへん、可動と安定感のバランスは毎度毎度、悩ましいよねぇ。
根/はい~。バーチャロイドはバリエーション機を除いて、一体一体が違う体型、関節構造を持っているので毎回一から考えないといけませんしね。
森/ま、それもバーチャロイドのキャラ立ち、特徴の一つだからね。ゲームのモデル&モーションデータでも事情は一緒だよ。
根/でも、だからこそバーチャロンは面白くて、カッコいいんですよね!
森/そうなんだろうね~。それにしても、自分が作ったCGモデルはどこがどうなってるか何年経っても意外と覚えてるものなんだけど、スペシネフは成毛さんがモデリングしたから、そのへんを把握しながらのプラモデル開発作業って事で新鮮な感じで楽しいね。
10年目にして初めて「あ、ここってこうなってたんだ!」とか「なんでこんな作りなんだ…?」とかね(笑)だからプラモデルになって手に取ってみると新たな発見があるかも知れないから、皆さんにも楽しみにして欲しいな、と。
根/はい!プラモデルなりに工夫している所もたくさんありますから、そういうところも注目して欲しいです!
森/さーて、OT・ライデン、OMG・テムジンで肩慣らしは終わった、って感じかな?これからは今まで以上にビシビシ行くから、ちゃんと着いて来いよ!!
根/はい!皆さん、覚悟して下さいねーーー!!
森/いや、君に言ってるんだが…。
根/…あ、やっぱりそうなんですね…(泣)
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「OMG・テムジン」パッケージについて
森氏と有井氏による、「OMG・テムジン」のパッケージについてのお話です。今回は『シンプルが一番難しい!?』といった事が話のキーとなっているようです…
森/今回は常識的な大きさだよな…。
有/うん、普通だね… さすが標準機体だよね~。
森/関係あるのか? それ(笑)あ、いや実は言い得て妙なのかもな。君、変な所でするどい時があるなぁ。
有/そ~ぉ??
森/という訳で箱の大きさからしてOT・ライデンと全然違うわけだけど、そもそもOMG・テムジンとOT・ライデンではゲームの出典作品も違うし、設定上も第一世代と第二世代っていう差もあって機体デザインの複雑さも違うじゃない?
有/そ~だねぇ、違いは大きいよねぇ。
森/今後もOMGとオラタンを両方やって行く上ではそういう差って常に付いてまわると思うんだけど、そういう差がありつつ同じコトブキヤ バーチャロンプラモデルシリーズのラインナップとしての統一感を出すとか、OMG版のパッケージを製作するにあたってその辺についてはどうなのよ?
有/え~? …質素~??
森/質素とかいうな~!
有/…質素だよ~。OMGはシンプルなのがイイのっ! だから「白い」とか言われるのは褒め言葉なんだよ?(得意っ!)
森/(誰もそんな事言ってないが…)そ、そうか、まあいいや、そういえば今回も側面の完成品写真を撮りにスタジオに行った訳だが… なんか思いのほか大変だったよね?
有/OMG・テムジンはシンプルなデザインだけど見る角度で全然違う感じになる子だから、ソコがスキだったりキライだったりしたんだけど…。
森/うんうん。
有/今回は、なかなか思うようにいかなくて、ちょっとキライになりそぅだった…。
森/…なんか君、撮影のあと具合が悪くなってすぐ帰っちゃったしな。
有/う~~~。頭つかいすぎた~?
森/それって知恵熱なんじゃ…。まったく子供か、アンタは?
有/子供じゃないよー! ちゃんと撮影が終わるまでがんばったんだからー!!
森/はいはい、大人大人。
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「OT・ライデンを塗装しよう!(第四回)」
2月10日(火)掲載のライデン塗装編の続きでございます。今回からいよいよ塗装に突入!と言っていた根本ですが…
森/前回で表面処理は終わったから、今回はいよいよ塗装?
根/その前に磨きについて少し補足を。
森/え?さらにヤスリの番数を上げるとか言わないよね!?
根/いえ、さすがにこれ以上は…。前回の続きで今、表面は1000番のサフェーサー状態なんですが、例の「ヒケ」がでてきまして…。画像では見えにくいかもしれませんが、赤丸の部分です。
森/でてきたっていうか、処理しきれてなかっただけでしょ!また、「ヒケ」に合わせてその面をヤスっちゃうわけ?
根/そうするとまた大変なことになっちゃうので、また荒業です。瞬間接着剤を細ノズルを使って「ヒケ」のところにチョンと乗せます。それをそのまま硬化スプレーを使って固めちゃいます。
森/で、再度ヤスって仕上げると(画像右)。まあ簡易パテみたいなもんか。…前のときもそうだけど、根本君は何故パテを使わない?
根/原型製作の時はよくプラパテ使ってたんですけどね。プラモの場合は、表面を出来るだけ均質な面にしたいんで、硬化後は割とカチカチになる瞬着がいいんですよ。
森/まあ、硬化スプレーと合わせて使うと速いしね。
根/そうなんですよ!(得意)
森/(無視)で、そろそろ塗装に入らない?
根/そうですね。とりあえず色については、「塗装しよう!」第二回にあったように「ライデン512E2シャドウ」を参考に配置していきます。配色ルールはノーマルとは変えちゃってます。
森/補足すると、たとえば、ノーマルで「白」のパーツが今回の作例ではすべて「赤」になるということではないと。まあ、今回についてはあくまでも「ライデン502E2シャドウ風」だから、根本君オリジナルだよね。
根/はい!バーチャロンもガチガチに設定準拠しなくても楽しめますよ、っていう見本の意味合いもありますからね今回の作例は。
森/確かに打ち合わせのときそんなことも言ってたね~。オレは忘れてたけど。
根/頼みますよ~森さん!で、塗装ですけど今回、「エアブラシ」使用が前提になってます。
森/ていうか、もうサフの時点で既に「エアブラシ」じゃん!まあ、この作例を参考にする方は「エアブラシ」を使ってね、ってことだね。
根/はい、すいません…グロス(光沢)仕上げを目指しつつ、パーツ単位については単色吹きです。バーチャロンはシャドウ吹き(陰になる部分を想定して少し濃い色でグラデーションをいれる塗装法)無しがデフォルトなんですよね。
森/まあ、完成見本的な仕上がりとしては、それで十分ってことで。「OMG・テムジン/成型色決定!」の回でも言ったけど、バーチャロイドの表現法は色々あると思うんで、そこから先は塗る人の感性次第だね。
根/なるほど~。で、各色を塗装していきましょうか。この時点では欲しいツヤが出てなくてもOKです。画像では分かりやすくするため、ある程度組み上げてみました。
森/最後にクリアのオーバーコート(上掛け塗装)で、欲しいツヤまで持ってくると。
根/はい、その前にデカール貼りですね。クリア吹きの前に十分乾燥させます。
森/このあたりは、「お手軽フィニッシュ」のときと同様だね。
根/そうです。クリアコートでツヤを出すには、パーツ表面に塗料を溜めるようにしながら、塗料が垂れる直前で止める、というのがコツなんですが。
森/おー、プロっぽいな、それ。でもちょっと、難易度高いよねぇ。元原型師アピール?(笑)
根/ス、スイマセン、そうじゃないんですけど…難易度は割と高いと思います。で、そこまで持ってきたのがこれですね。
森/ふ~ん。なかなかテカってるねー♪あとは黒い部分の塗りとかスミ入れ?
根/そうですね!次回はスミ入れ等を施して完成までもっていくつもりです!
森/ほんとに次回完成するの?
根/え~と…が…がんばります!!(汗)
ということで、次回で完成予定だそうです。お楽しみに!
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「シリーズ第3弾は何故スペシネフなのか?」
こんにちは、コトブキヤ・バーチャロン企画担当の根本です。
さて、早いものでコトブキヤ・バーチャロンプラモデルシリーズも第3弾の発表となりました。オラトリオ・タングラム(オラタン)のバーチャロイドから2機種めとして「スペシネフ」がエントリーされたわけですが、では例によってシリーズ第3弾は何故スペシネフになったかを語ってみたいと思います。
第1弾「OT・ライデン」、第2弾「OMG・テムジン」というラインナップは「オラタンとOMGの2タイトルから商品化」と「それぞれのタイトルのスタートの意味合い」という2つの意味合いをそれぞれ満たしており、次の機体では「シリーズが続いていく期待感」を担ってもらおうというのが僕の思惑でした。
とはいっても「両タイトルから主役級も押さえたし」と言っていきなり自分の好き勝手に走ってしまってはまずいわけで(個人的にはやりたいですが…)、第1弾「OT・ライデン」の開発の時点から、当ブログでは細かく追ってきたのでお分かりと思いますが、プラモデルの開発には長いスパンが必要となるので「一つコケたら、即シリーズ終了~」とはならないまでも、売れ行き次第でこの後から着手する新アイテムに「中止」や「商品化見直し」の魔の手が忍び寄ってしまうのです。
一方、 ガレージキット時代、OMG商品化については全機種制覇(ムック本などに掲載されたのみのバイパー1まで!!)を果たしたコトブキヤが、オラタンに関しては何故か及び腰で、「1/72テムジン(707)」をキット化したのみでお茶を濁していた最中、イベント限定商品として「1/100スペシネフ」を販売したという経緯が関係…あるかないかはさておき、社内でスペシネフは結構人気がありまして、そんな大人の事情と「○○出したいっす」という子供(=根本)の感情の葛藤の末、「イケるだろう、スペシネフ」と白羽の矢が立ったわけです。
マジメな話、今までのプラモデルで商品化されるようなロボットには無い造形の魅力「奇形的でありながらもメカとしてはカッコイイ」というデザインは往年のバーチャロンファンならずとも高い支持を得るだろうという予想もあり、上述の「期待感」の要素も満たしている機体と判断してシリーズ第3弾にスペシネフをエントリーしました。
OT・ライデン発表以降、ネットなどで「俺のスペシネフを!!」というご意見は少なからず見かけられましたし、セガさん社内でも結構人気があるという話も聞きつけ、再度「イケるだろう、スペシネフ」と少し安心したりもしました(笑)
などなど色々語ってきましたが、本当は僕が欲しかったからです!
(例によって半分は冗談です。本当はもっといろいろ考えて決めてます)
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